自転車でフラッと海へ行くブログ

海が見たくなって自転車で出かけた 白浜、沖縄、タイのタオ島を経て紅海まで行く予定。なおダイビングのライセンスは日本に届いたのでまだ手にしてない

ラングヒン、ナガオン、グワハティからのシロンに寄り道

推しコメっていったらやっぱりインディカ米でしょ、そりゃインド旅行のブログ書いてんだから。日本のご飯みたいにねちゃねちゃベシャベシャしてないさらっと美味しいお米。全体の80%、世界11億人の食べてる標準はこっち。パナソニックさん宣伝にならなくてごめん、でも基本的にお米嫌いなんだわ。インドだとご飯にダリだかダルだか忘れたけどシャバシャバのカレーを掛けて食べるのが一般的なんだけど写真アップしようとしてなんと一枚も撮ってない事に気付いた。

 

あ、一枚だけあった。

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ナガランド料理。なんと納豆付き

 

シロンという東北インドの避暑地。そこのドミで同室になったダニエル君がナガ料理の店に連れてきてくれた。ソイビーンって言われて食べたらばっちり発酵しとるあの匂い。でも日本の納豆と違って硬い。冷蔵庫で期限切れてずっと放っといたら同じ味になる奴。

納豆は美味い。米は基本的に嫌いだけど納豆ご飯だけは認めてやる。玉子かけご飯は海外じゃサルモネラ菌が怖くて食べれない。日本の玉子は美味しそうな黄色だけど海外じゃ粘土みたいに薄い、黄身っていったらJAROが来るくらい白身と差がない。味は普通。

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インドでも納豆があるのは涼しい地域だけだと思う。大阪人は納豆ダメみたいなもので、腐敗と発酵の差がきっとある。

 

シロンは日本の秋くらいの気候。

インドとは思えない涼しさ。

メイドカフェのカッティちゃんも、シロンはこの辺で一番いい観光地の一つよ、とメッセージくれた。

標高がやばい。あの寒い飛騨高山の三倍くらいある。

もちろん自転車積んでバスで行った。

 

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景色は綺麗。実は巨大なダム湖

 

1.5キロも登れるか!

海抜ゼロから富士山5合目御殿場ルートの高さくらいある。

景色は綺麗だし、もうちょっと足を伸ばしてチェラプンジって村までいったら七姉妹って名前のインドからバングラデシュに向かって落ちる超巨大な滝が見れたらしい、あと生きてる根っこの橋があるそうです。

シロンから南側にずっと下りで、帰りにまた標高1400メートルくらい登らないといけないんで行くのやめた。別に滝見てもねえ。根っこの橋って多分自転車渡れないよね。

行った人のブログ見たら満足しちゃったし。

見たい人はliving root bridgeでググってください。

あと、そのあたりは世界で一番雨が多い場所。毎日雨が降ってて宿を出る気にならなかった。

サイクリングには向いてない。

 

お前自転車漕いでねーのかって言われそうだけどグワハティまでは自走しとるからね。すごい日数掛けてるけど、ディマプールから。

ラングヒンのボド族のズッ友からナガオンに行くとムスリムが多いから気をつけろって注意されて、別にムスリムいいやつじゃん、って思ってた。

俺たちとは違うからほいほいついて行っちゃダメだよ、って釘を刺されてたそれがついた瞬間こいつ

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このおっさんに即騙されるという。(※注 このおっさんはムスリムではない。だがこの顔の違い、お分かりだろうか。濃い)

 

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この貫禄で25歳

 

食堂を教えてもらって一緒に行ったらビールがぶがぶ飲みやがって、会計で全部俺が払えとかぬかす。

ジャンプさせたけどガチで財布持ってなかった。

 

まあ400ルピー600円、諦めてもいいけど、後々に訪れた日本人が舐められてまたボラれる被害を未然に防ぐため、あとちょっと面白いからしつこく払えって言った。
手持ちがギリで、ないとこの日は泊まれなかったし。

ATMに行くよって言ったから解放。

いつまで待っても来ないので鬼電。
「眠いから家で寝てる」
「ふざけんな」
ぷち。
再度電話して
「お金ないんだ」
「ATM行くって言ってただろ」
ぷち
再度電話して、
「ポリさんとこ行くぞ」
「okok」
「okじゃねえ」
ぷち
掛けること十数回。
すぐのとこに警察署があったから本当に行ってやった。

 

インドで旅行者が警察に行くと、珍しがってか意地を見せようとするのか、本気で捜査してくれる。加害者のインド人の人権なんて全く考えないで、文字通りボッコボコにやってくれる。

インド人的にはものすごくヤバい。


奴は五分でお金持って飛んで来た。

「彼が、勘違いしてたんだ」
「うん、俺が勘違いしてたみたいだよ」

と大人の対応を見せる二人。

 

ポリさんにセルフィ撮らせてって頼まれたので皆でニコニコ撮りました。

 

 

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左から、ポリさん刑事さん俺嘘つき野郎

次の日、お前警察行くからキライ、って電話かかってきた。

 

 

 

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道の途中の金魚売り。水の色が綺麗

 

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自転車の前三角の本当の使い方

 

 

話が逸れた。

麺類。

それ以外は認めない。

チャパティもそんなに美味しくない。似たような奴を油で揚げたプリっていう奴はまあまあ食べれる。

ラーメンとうどん、スパゲッティ。100歩譲って蕎麦。それだけあれば充分。

インドにはチョーメンとかいう焼きそばの偽物があるけどまずい。

 

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これビニールが混入してて文句いったらカス店員『アイドントアンダスタンド』しか言いやがらねえ

 

辛い、ただスパイシーなだけで味がない。色味は似てるのに、ちゃんとソースぶっかけてくれ。

チベットや中国から入ってきたトゥクパってラーメンに似た奴もあるけどなんか一味足りない。ちゃんと鶏ガラで出汁をとってるのかと問い詰めたい。あと麺が伸びとる。

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ボソボソの麺と味の薄いスープ。

 

こんな場所でも日清がカップヌードルを売っていて、50ルピーもするけどそれは食べられる味。三種類あって、ガチのカレー味とイタリア風カレー味と中華風カレー味。

どれか一個くらいスパイスを抜いてくれ。

 

 

 

 

  

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インドの秋


今週のお題「○○の秋」

 

まったくもって過ごしやすくはない。

よく聞かれるのは日本は寒いんだろ?

冬はね。でも夏は40度とかになるよ。

マジか。でもインドは45度になるぜ!

負けん気のインド人。

 

Langhinという村についてバーンリー君は70キロ離れたディプーの家に帰っていった

宿を探してたら、バイクに乗った青年達が教えてくれた、でもそこは閉まってて、じゃあうち泊まる?

ええの?

そっから4日間、バイク3ケツで滝に行ったり酒盛りしたり祭りに行ったり丁度誕生日だったんで布とかプレゼントもらったりした。

ちょっと感動しすぎるとあんまりブログに書きたくなくなるんねこれ。

ボド族で、ここは小さい村だけど2年後にビレッジからタウンになるんだ!って言ってた。

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ビジット君とエアル君

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ヒンズーのフェスティバル

 

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ちょっと乗せてくれた。多分カブ系コピー4スト125ccで馬力はないけど低燃費


 二輪乗りとは絶対仲良くなれる気がする。

 


バイクじゃなければ、行けない場所がある

 ↑バイクメーカーさんこのコピー、750万でいいよ

 

 

 

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巨大な滝。流されたら命はない

 


水が綺麗だ、っていってたけど濁ってる

 

 

 

岩の上で酒盛り。

 

ボド族の言葉で、ジュマイディシというのがライスワイン、つまりお酒。白く濁ってて酸っぱい。

ジュマイグランというのが多分焼酎。透明で度数が高い。

お酒全般のことはラオパニという。

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ツマミは辛い豆と、エビのタタキみたいな奴

ちっちゃいビニール袋にぐちゃぐちゃの灰色と茶色の混じった釣りえさみたいな奴が入ってて、最初はちょっと食べる勇気がなかった、けど豆と食べるとダシが効いてゲキうま。
ライスワインも焼酎もビニール袋入り。

 

 

 

 

 

帰りにお約束、川にバイクの鍵を流してなくすエアル君。でも大丈夫、ビジット君は整備士

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直結して修理!

 

 

翌日

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電装系が全滅してたのをヒューズ交換で修理

 

 

 

 

 

 

 

 

首にかけてるのはアロナイという布。 

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誕生日パーティーをまさかインドのボルカチャリ達に祝ってもらえるなんて

泣きそう。

人生ってわかんないもんだ。

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装着してみたの図

 

 

 

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サイモン君とビジット君とエアル君

 

みんな大学生で、エデュケーションの授業を受けてて明日テストがあるとか。頑張れ!!

 ぉれたち、ズッ友だょ!

 

 

 

 

インドの秘境、東北地方からアッサムまでその1

ディマプールを過ぎて道はまだ悪い。

グローブは無いと手が痛いから適当なスポーツ店で新調した。500ルピー也。

数百メートルおきにダートがある。

州境のゲートの警官が「暑いだろ、座ってけ」

ってアッサムティーとクッキー出してくれた。

 

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俺の写真は撮っちゃダメって言われたんでポリさんは撮れなかった。

出発してすぐだったけど直前の坂で汗だくだったので小一時間休憩。タダでペットボトルの水もくれた。

 

そこからしばらく自転車漕ぐとこの爽やか男。

 

https://www.instagram.com/p/B2Y1dNnHxE7/

道の途中で立っ○ョンしてたバーンリー君

お前もチャリなんけ、一緒に行くばい、と。

こいつがすごいタフ。

ディプーという街から今朝ディマプールまで着いて、戻ってる途中だそうだ。買い物でもしたのって聞くと、ただ走ってただけ、トレーニングらしい。

マンジャという40キロ程先の町までタンデムツーリングしたけどついてくのが辛い。

全然休憩しない。

夕方くらいに着いて、ブッディストだろ寺を見に行くぞって言われてさらに二、三キロ。

寺なんか興味ないんだっつーの。

ブッダもほんとは偶像崇拝なんて否定してんだよ!

 

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あのなんとかいう塔

 

で宿。マンジャにはゲストハウスがあって、優秀なmaps.meの地図通りの場所だった。

クソグーグルマップでは、道路のど真ん中に宿があるなんて出た上に、そんな宿はこの世のどこにも存在しなかったりする。使えない奴筆頭。

バーンリー君は明日また来るね、って言ってディプーという16キロ離れた隣町まで帰っていった。

 

宿は400ルピーもしてちょっと高いけど他にないので仕方ない。

レストランの場所を聞いた子供たちと仲良くなった。

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イングリッシュハイスクールの高校生らしい

「自転車なの? じゃあ明日一緒に景色のいい丘とレクリエーションパークに遊びに行こう!」

「えー」

早朝に出て次の町に向かう予定だったのに。

インドの東側は日の入りの時間がめちゃくちゃ早く、午後五時過ぎには暗くなる。

そのかわり朝四時には空が明るくなってくる。

距離を稼ぐには早起きして自転車漕ぐしかない。

「やだよめんどくさい」

 

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たしかに見晴らしがいい

なんかこいつら石を投げて、ビー球くらいの丸くて緑色をした木の実を落として食べるんだわ、それがシブえぐ酸っぱいというか全然うまくないの。で、水飲めって言うから飲むと反動なのか水がとても甘く感じる。名前は聞いたけど忘れた。

 

 

※追記! 名前思い出した。アムラーといって、スグリの仲間。

ググったらアーユルヴェーダで使われる果実だとか。安室ちゃんのファンみたいな名前って覚えてた

 

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じゃあ次はレクリエーションパークね!

やだよもうしんどいよ、帰る!

 

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イェーイ!

 

いや、なんか動物とかいるって言うから。

ここにはワニがいるんだって見た檻の中は空。

「逃げたのか?」

「まっさかー笑 」

まじで怖いんだけど。

 

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この後ろに深い穴があってそこにワニがいたらしい

 

あとは、滑り台とブランコとシーソーがあった。近所のちびっ子広場レベルじゃねーか!

入場料は20ルピーもとられたのに!

 

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楽しそう。子供は無邪気でいいなあ。

こっちはもうおっさんだからね。

 


滑り台なんかで喜べるのはせいぜい小学生くらいまでなんだよっ!→結果

 

動物もいるにはいた。

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とり。

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かめ。

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ニワトリ、はえさで、ヘビ。

 

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表情がかわいいトラ。切れ長の目

 

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登ってるこいつはお調子者

シマの消えたトラとか象の像とか、マーマルはスタチューのみ。

 

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環境保護

 

 

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途中にあったヒンズー寺院のハヌマーン

悟空のモデルになった奴。

 

一台は一瞬でチェーン外れるわ、一台は余裕でサドル割れてるわ、六人で四台、最初は1人俺のスーパーマシンに2ケツのつもりだったらしくて、デリケートだから無理って断ったら一台足りなくてどっからかなんとか調達してくるわでめちゃくちゃだった。けどみんな笑顔。

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みんな楽しそう

年齢的にこのくらいの子供がいてもおかしくないくらいなんだから、ちょっとテンションについてけないわ。

さすがに出発は無理で午後は宿で寝てた。

 

その道中の路面がガタガタすぎて、とうとうリアのフェンダーが割れた。

 

before 

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前に沖縄の板金屋さんでTIG溶接してもらったアルミフェンダーの割れ

穴がバキバキに。ガムテとボンドで補修することにした。

after 

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Gクリア最強説。両面にPETボトル切った板を挟んで補強

 

 割れたとこ金のこで切ってドリルでねじ穴開けたら前に詰めれると思ったけど、これが結構丈夫で100キロ走ったあとも問題なかったからそのまま今も続投中。

 

 

宿に住んでるらしいその中の1人の家族

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呼ばれてチャイくれた。

 

 

インドからバングラデシュとネパールに挟まれて、痔のように飛び出した東北地方。

ここにはインド独立よりも前からずっと政府に対する確執がある。

イギリスからインドが独立する前日に、ナガランドが独立宣言しちゃったりとか。

ごく最近まで外国人には閉ざされた危険地帯だった。

日本人はナガ族と顔が似ているので、チェックを素通りして行けてしまったなんて事もあるそうだが、最近まで外国人制限エリアで許可証が必要な秘境だった。

各部族の独立の為の戦いが行われていたし、停戦だってその中の一部族が主導して行ったに過ぎない、東パキスタンバングラデシュとして独立した後、支援勢力を無くして弱体化したそうだ。

それでもアンダーグラウンドと呼ばれる活動家が普通にいて独自で警察行為などを行なっている。表立ってアーミーと対立している姿こそ見ない。でも私服で検問してる奴とか州境にいたりする。

子供達のうちの一人は、親戚がアンダーグラウンドのポリスなんだって自慢してた。

 

90年代までナガ族による首狩りが行われていて、インド本土からは未開の蛮族め、みたいな差別を受けているそうだ。でも本当は人々は温厚で親切。本土のように濃い顔の髭ダルマはいなくて肌色を除けば日本人にも見えるモンゴロイド

旅人には、それが物珍しいからというのも大きな理由だろうけど、騙したりぼったくられたり危ない目にあわせられたりなど一切なかった。

 

あまり人に勧めて荒らされたくないからいい事書きたくないけどこのブログのアクセス数考えたら誤差みたいなもの。慰霊碑におしっこかけちゃった、みたいな最低動画あげて炎上でもしたらバカ読者が増えそうだけど、バカ増やしても仕方ないからね。

 

 ちなみに昨日のバーンリー君は夜行くって言って来なかった。

で、翌朝来た。なんというインド時間。

それから次の町まで60キロ付いてきてくれたのだった。

 

 

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マンジャから先はロードコンディションがいいから楽勝だよ!

って。たしかにダートは数キロに一回くらいに減った。

 休憩なしで何キロくらい走れる? って聞いたら100キロかな、って。

ノットオンリー フラットロード、バットオールソー ラフロード らしいです。

元気すぎ。

今日は風がちょっと涼しいねー、って、暑いわッ!!

 

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チェーン擦るとかで直したげた

前三速なんだけど外側のネジ締めたらアウターから戻らなくなって焦った。

日本のロード乗り西○君にラインしてアドバイスもらった。結局緩めたら直った。

 

ディマプールで女の子見てたらコケたとかで、前輪のディスクブレーキから異音。

パッドの引きずりはQR付け直したら直ったけど音はそのまま。謎。

 

 


 

 

 

インドの東北、地方都市ディマプールにまでメイドカフェが進出していた件


いらっしゃいませ、ご主人様!

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絶対領域が眩しい!

 左手の闇の紋章はヘナアート

 

 

 

建材屋さんの豪邸を後にして2時間。

ディマプール市内まで15kmくらいの道はずっとラフロードで走りづらい。

整備中みたいで片側だけ舗装されてて、でも車は走ってない。

 

バイクなんかはOKらしくて自転車を乗り上げてそこを走る。

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動画もあるけど視聴率悪いから画面どり

灼熱の道、途中で何度も休憩して水を飲んだりチャイ飲んだり。

ディマプールは電車の駅もあるし、空港もある、アクセスのいい商業都市

でも道は悪い。

未舗装のドログチャ石ゴロゴロで細タイヤに辛い。

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ディマプール駅

カチャリ遺跡という、ナガ族に侵攻される前の部族が作った巨石群、それを飾った公園があり無料で入れる。駅から2キロ弱の近さ。
ただ、そこまでの道がドロドロ。

自転車を降りて押しても足が埋まる。

 

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立派な門。でもここからは入れません、入口は300メートルほど南

 

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どう見てもち○こです本当に……

 

 

 荒れた道路走り疲れたんですぐ休もうと宿を探したら、全部高い!

最低でも500ルピー750円もする。

300ルピーくらいに収めたかったので走り回って探した、

 

 

そしたら、宿は無かったけどメイドカフェが! 

 

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見つけた瞬間テンションだだ上がり

 これは入るしかないでしょう!

多少ボラれても大阪日本橋のメイド○ームなんぞよりはよっぽどマシだろう、と。

 そこで冒頭の写真。

 

カッティちゃんというメイドさん、載せないけどツーショット写真も撮ってくれた。載せないけど。

日本の少女漫画が大好きで、コスプレもよくするそうだ。

インスタやってたので交換してもらった。 

 日本人だと言うと、気に入られたみたい。

 

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オムライスにハート♥️外さないなあ。

はい、あーん。

 

日本のオムライスには敵わないと思いますが……

 

ううん、ちょっとスパイシーだけどすっごいおいしーよ!

 

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かわいいメニュー。お値段は一般的なレストランの2〜3倍

 

で、これ知ってる? ってマンガを渡された。

 

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599ルピー、900円。インドの物価としては高額


なんと同人誌。

友達がつくっているとか。オタク文化の進出は凄まじい。

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とてもインド人が描いてるとは思えない

 

ジュン「何で先生は授業時間を無駄にするの?

先生「とにかく、誰か樋口にもうすぐ中間テストだって教えてやってくれないか

ジュン「バカでいいとこなしの樋口なんかのために

「あのバカ

「先生にだけは気に入られちゃって

「私あいつ大嫌い

 

薄い本というほど薄くなくて、中身は健全。

 

「よろしければ差し上げます、ぜひ読んで下さい」

とカッティちゃん。

「きっと気に入って貰えると思います、ご主人様♡」

はい!

超面白かった。

興味ある人はディマプールに行けば買えます。たった900円なので買って読んで下さい。

 

結局夜中までそこら中をさまよって安い宿を探したのに無くて戻って500ルピー払ったという鬱回でした。

アドセンス取ってないから何でも言える、google mapsは間違いなくクソだと判明。 

ディマプールでホテル、ゲストハウスと書いてある95%は嘘。全く存在しなかったり、学生寮だったりそんなのばっか。

 maps.meが比較的正確。

 

追記

あと忘れてたけどその宿のバスルームで洗濯してたら、自転車用のシマノの指ぬきグローブがまだ入ったままなのに、気付かずそのバケツの水をトイレに流してしまい慌ててきったねえそのトイレに手え突っ込んでしまった最低な記憶。結局取り返せなかったしそんなとこに手を入れてしまった自分にも幻滅するし散々だったディマプールでした。

激鬱。

 

 

 

 

インドの東北地方で親切な人に会いすぎて怖い

コヒマからディマプールへ向かう山道。
大雨泥道激坂下りで、ブレーキから泥がじゅるじゅるホイールを削る嫌な音が鳴り続き、挫折。

押し歩きしてると、山奥に突如豪邸が現れた。

空いてる門から侵入。

 

すんませーん、ガレージかして??

 

うん、いいよ!

 

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ガレージやあああ、貸してもらお

まじですかやった!!

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気のいいニイちゃん

この人がレビさんといってめっちゃいい奴。

英語が堪能でほかのみんなの通訳をしてくれた。

日本人だと言うと、ナガ族は戦争の時は顔がそっくりな日本人に協力して戦ったんだ、って言ってた。「イギリス人もインド人もかおが違うからな」ナガ族は典型的アーリア人種インド人などとは違って日本人にいそうな顔をしてる。

実は二つ年下。

弟の家に来てたって言ってた。ガレージを快く貸してくれて、修理も手伝ってくれる。

それどころかかわいい姪っ子がチャイのみならず紅茶まで入れて持ってきてくれる。

シャイで写真を撮っていい?って2時間くらい交渉してやっと一枚撮らせてくれた。

でもなんか勿体無いからブログには載せない。

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仕事のマネージャーとかオーナーとかの仲間らしい

 

濡れて寒いだろ、って七輪みたいなのも持ってきてくれた。なんてあったかいんだ!

 

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空気を送るためにコレをぐるんぐるん振り回す

 

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グチャドロのブレーキシュー

 

これからどこ行くの?って聞かれて、ディマプールっていうと、俺たちもこれからディマプールに帰るんだ、よかったら乗ってかないか?

 

いいんですか!?

お願いします!

 

結局、車。

 

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入らなかったからタイヤ前後外して輪行

 

家を出てすぐお店に止まって、ご飯でも食べるのかと思ったら、

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コレがなかなか美味い!

でーん、ウィスキー!

運転手も飲んでいて、大丈夫かよって思ったら隣で飲んでるのがトラフィックポリス、交通警察。日本人なのか、って珍しがって色々喋りかけられた。

ナガランド州はドライステートって言う禁酒州だったはずなんだが?

 そのポリさんも明らかに車で来てる。

 

テンション上がってクルマに乗って、なんか日本の歌を流せよって言われたんで、ブルーハーツ流した。


ナガ族インド人とブルハ熱唱1

 

生まれた所や皮膚や手の色で、一体この僕の何が分かると言うのだろう

運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか

 

ちょっとこれ、作為的過ぎるきらいもあるけど悪くはないでしょう。

 

ナガ族には首狩りの文化がかつてあった。日本軍が敗走の時に首を狩られたんだろうなんて憶測でブログを書いている人もいるようだけど、来てみて喋ってみれば印象は変わるのに。

 

 

途中、落石がごんごん落ちてきて、重機が来て撤去するまで動けなくて長い渋滞になったりしながら、

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最後尾ははるか遠く

夕方にごはんもおごってもらった。

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出ましたキングフィッシャービール!

暗くなるまで走り続けてやっとディマプールに着いた。

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ひどい悪路に車はドロドロ

ああ、自走じゃなくてよかったー!

って事で一晩厄介になる。

こんなによくしてもらって本当に感謝しかない。

 

翌朝、起きると家は材木屋さんか建材屋さんで木材とかでっかい電鋸があった。

 

その間に置いていたコレ

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巨大な骨

山に木を切りに行ったら象が死んでたから持ってきた、って言ってた。

比較用のタバコ近くに起きすぎた。もう一枚。

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コレは臼歯が写ってる。

 

 

 

レビくん、ロコシェニョーさん、ビボツオくん、テジャングちゃん、それにみんな

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ずっと忘れないよおお!!

 

 

 

 

 

 

 

次回はディマプール市内、鬱回です!

 

 

 

今からディマプールに向かって自転車担いで行きます


まだそんなに降ってない、ナガランド州博物館への道

宿のババアがむかつくコヒマのゲストハウスを後にして、とりあえずナガランドステート博物館に行ってみた。

昨日まではなんとか晴れてたのに、今日は大雨。金魚柄のポンチョが大活躍。

2、3キロ北に向かって自転車を漕ぐ。

ステートミュージアムは泥の激坂を上った途中にある。

びっしょびしょに濡れながら自転車を駐輪。

入り口で、おばちゃんが喋りかけて来た。何語か全然わからない。

英語で適当に日本から来たとか返していると、まあいいから着いてこい、みたいな雰囲気を出す。

自転車を置いて着いて行くと、チケット売り場を素通りした。

係員が俺になんか言ってる。

おばちゃんを指差して、俺も素通りする。

 

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このおばちゃんは実はここの館長か何かで、強大な権限を持っているんだ、とか妄想しながら。中を見物してるとあわてた係員がすっ飛んできた。

おばちゃんと何やら話して、どうにか納得してくれたみたい。

現地語、インドは何百種類も言語があってナガル語だと思うけど判別なんてつかない。このおばちゃんの服は展示してあるのと色違いのお揃いだったので多分ナガ族の人だと思う。

 

 インドの東北地方ナガランド州は沢山の種族が混在していて、その各風習を展示してるらしい。

 

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これは赤いけどおばちゃんは緑のそっくりな服

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ボウガン! 

 

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羽根の数が多い奴が偉い。手前は三下

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槍に盾

 

武器たち。

 

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竹製の弓。小学生のとき似たようなの作った

 

 

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各種色々な槍。喋る奴あるかなあ

 

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ボウガンと銃。歴史……

 

 あと人形。呪術的な用途だと勝手に思ってる。

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男女。たぶん

 

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かわいい

 

 で、出たところで料金表をチラ見したら、写真一枚50ルピーとか書いてた。

ばっしゃばっしゃ撮ってたから破産するとこだった。

おばちゃんありがとう!

言葉通じなくてもこの恩は忘れません!!

 

 

そのあと豪雨の中、ディマプールに向かって激坂を登って行く。急斜面の道路に水が川というか急流のように流れてる中、降りて押してなんとかギリギリ進む。くるぶしまで急流に浸かってる。雨宿りしようにも両サイドは山と谷。

やっと雨も止んで平坦なとこに出たら、この先インパール、って書いてあった。

 

痛恨のミスコース。

 

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こっち、逆走


 一時間くらいかけて登ったのに。

下りは一瞬。

ただ、泥水がホイールに掛かって、ブレーキをするたびにアルミの削れる嫌な音が聞こえる。ジャリジャリ言って、ヤバそう。

 

発展途上国の自転車に、最新ディスクブレーキが多数搭載されているのは、これは必然だと分かった。

 

リムブレーキは泥道に弱い。ディスクブレーキなんか要らないというのは道路整備の行き届いた先進国の驕りだ。

 

しばらくずっと急斜面の下りを、極力少なめのブレーキで駆け降りて、ヤバそうになったから諦めた。

 

ブレーキシューを見たら、削れすぎてもうペラペラになってる。

これはもう担いで行くしかないんじゃないの?

雨もまた降り出してる。

 コヒマからしばらく走って、ひと気もない。

そんな場所にあった、山奥にぽつんと建つ一軒家、それも豪邸。

 

すんませーん!

 

でっかいガレージが併設してある。

そこで修理させてもらおう。

知らないナガ族の人の家に、お邪魔する事にした。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コヒマまで自転車をバスに乗せて降りてから漕ぎます


バスに乗る直前にバス会社の奴が、自転車は追加料金200ルピーだ、なんて言い出した。

ふざけるな!昨日そんなこと言ってないだろ!

でもダメだ、下ろしてくるんだ、と。

その時手持ちがなくてATMはどこも閉まってる。開いてたと思ったら機械にお金が入ってなくて使用不能

3、4箇所くらい駆けずり回ってやっと使えるところを見つけて下ろしてたら電話が掛かってきて早く来い、バスもう来てるぞ。

うるせえな。分かっとるわい。

すごくイライラした。

で、やっとバス乗り場に戻るとじゃあ300ルピーだ。とか言われてキレた。

さっき200って言ってただろお前、バス代400で何で何でチャリに300も払わないといけねーんだよバカか。もういい、別のに乗るから400返せ。今すぐ。早く!すぐ返せ!

自転車代200になった。

 

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隣の席の奴がメット被りたがったので貸した

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車窓からの眺めはまあまあ

 

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まだちょっと不機嫌。



 

夕方5時過ぎに着いたけど、山奥だしインドは東西にも長いくせに標準時が一個しかないせいでもう真っ暗。

 

ゲストハウスを探して急階段を自転車担いで降りる。

 

やっと見つかった宿のおばちゃんはなんか性格的に嫌い。こいつとは絶対合わないわ、って奴。

細かい。融通が効かない。お前ほんとにインド人か?って思った。

事情でギリギリしかお金おろしてなくて、払っちゃうと晩ごはん食べられない。

 

明日下ろすから宿代その時でいい?

ダメ。

クソが。

 

でも他のホテルとかはバカ高いんでそこのドミに泊まった。ドミのくせに300も取りやがる。個室は倍の600ルピー。田舎は宿が高い。でもお客は俺一人で広い空間を独占。

そんでカギかけてたら、他の人が来るからかけんといて、って言われた。

まあそれはそうだな。

と、カギはやめたのに、そのあと何回でも言ってくる。ウザい。分かっとるっちゅうねん!

全く客なんて来てないのに。

 

翌日はダラダラして、その次の日観光。

 

コヒマは街っていうか山。

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日本なら多分全部違法建築

急斜面の山肌に無理矢理家を建ててる。今にもずり落ちそう。

 

 

 

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標高が高いからずっと雲がかかってる

 

 

あと、WW2のセメタリーってとこがあった。コヒマの戦いで日本軍に倒されたイギリス兵、インド兵の墓だ。

無茶苦茶広い。

この坂だらけで家を建てるのもままならないコヒマに、こんな平坦な一等地を使って英兵の慰霊をしているというわけだ。

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広大な敷地

 

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戦没者の名前が刻んである

 

そりゃ戦勝国は立派なものを建てらっさる。

手入れも丁寧に行き届いてて、インパールの慰霊碑とは比べるべくもない。

 

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グーグル翻訳の画面

日本の兵隊に武力で侵略されたが彼らの勇敢な戦いによって阻止された、みたいなことが書いてある。イラっとしたからバカグーグル翻訳の画面しか残してない。

この裏には地面にテニスコートが描かれてる。

ふん、テニス中に撃たれたんだろう。

人数の多さでもなく、同じ戦死者でもこんなに大切にされているイギリス兵と、ほとんど忘れ去られている日本兵、この違いは何なのか。

 つまり、このイライラする感情の原因は嫉妬だ。

 

※追記。 碑文コピってたの残ってた

 

 

HERE AROUND THE TENNIS COURT OF THE DEPUTY P COMMISSIONER LIE MEN WHO FOUGHT IN THE BATTLE OF KOHIMA IN WHICH THEY AND THEIR COMRADES FINALLY HALTED THE INVASION QF INDIA BY THE FORCES OF JAPAN IN APRIL 1944

 

だって。

 

 

 

 

腹が減ったのでレストランに入ったら、ポーク、ビーフ、オアドグミート?って聞かれた。

は?

ドグ?

わんわん。

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お皿の下の文字に注目

 

マジでか……。

 

太地町行ってクジラは食べたけど、犬さんはちょっとごめんなさい。

かわいそうじゃん!!

 

今日のわんこ

 

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にゃー!

 

あまりのショックで、動揺してにゃんこの写真を撮ってしまいました

にゃんこなら食べられないにゃー、にゃーーー