自転車でフラッと海へ行くブログ

海が見たくなって自転車で出かけた 白浜、沖縄、タイのタオ島を経て紅海まで行く予定。なおダイビングのライセンスは日本に届いたのでまだ手にしてない

今日はダーバという、インドの食堂に頼み込んでもないけど泊まらせて貰ってみた

日が落ちてから自転車に跨ったままグーグルマップ見てた。

 

クソグーグルマップが出してきたゲストハウスが、着いたら大学の構内の学生寮だったからだ。

 

そこに近寄ってきたおっちゃんに話しかけられた。

北インドじゃなけりゃ警戒する案件だけど、何も問題ないんだ、って言われてあーそうなんだ、と。最近警戒心が仕事してない。 

んじゃあ行くわー。

まー命以外は取られてもリカバリーきく物しか装備してないし、インド人ってガンジー以来だと思うけど基本的には非暴力さ主義だから痛いことは少ないと思う。

大使館にMissingって張り出されるのは相当やらかした人だか

 

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田舎の気のいいおっちゃん達

 

右端のヒゲ濃いのが全部おごってくれたおっちゃん。ガソリンスタンドの社長らしくて名刺くれた。羽振りがいい。

ウィスキー2本くらいそのおっちゃんに奢って貰って、おつまみにチキンカレーとフィッシュカレーまで出して貰って無料で宿泊。

 

旅をする目的は結局何なんだとか、観光とかそういう意味じゃなくて深い話で聞いてきて、こっちも酔った勢いで友人をたくさん作って世界を平和にしたいのだとか答えちゃったりして、何言ってんだオメーみたいになって大いに盛り上がった。

インドすきやわーっていうと何でだ?っめ聞いてきて、アメージングなとこって返答。全然違う言葉や宗教、人種の人々がそれこそ数えきれないほどいて、それでもなんとかやってるところ。懐の広さが好きだ。日本なんて人種はほとんど同じで言葉が違うだけなのに、すぐ隣の韓国北朝鮮と喧嘩ばっかしてるのに、と。

まああれはじゃれてるみたいなものだと思ってるけども。

日本は綺麗で発展してるけど生きるのに窮屈なんだよね。

 

で、なんかここで泊まれるらしい。

 

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奥の扉はトイレとシャワー室

 

ろくぱい ぱっらぎる というのがアッサム語でNice to meet you.

 後ろの、一人だけ濃くないけどいかつい人は聞けばボド族だったので、前にビジット君に教えてもらった言葉で挨拶。

くるんばい、というとナマステ。

 

あとはアッチャー(good)とティケ(ok)だけ覚えとけば大体旅が出来る。

インド人が何人かいたらその中の一人は確実に英語が喋れる。お互い上手じゃないから気負わないのも楽。

 

 

追記:奢りとおもったら有料だった!

おっさんはダーバのオーナーで、単なる客引きだった笑

 

翌朝請求書が1800ルピー。

3000円弱。高いわ!

 

まけて、ってひたすら日本語で言ってたら1500でいいよ、って言われた。

雰囲気で伝わったんだと思う。2250円。まあ昨日まで三日間ただで泊まってたしいいか。お酒も料理も結構飲んで食べたし、ホテル泊まったら普通にそれくらいするし。

次回は先に聞こう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インド政府関係者専用高級ゲストハウスに頼み込んで泊まってみた

今日は90キロも走ってバテて、ゲストハウス探した。

グワハティ〜ベルパタ、Barpetaっていう町。(ちなみに昨日は10キロちょいしか進んでなかった)

頼みの綱のmaps.meにゲストハウスはなかった。ダメ元でGoogleマップを見たらCircuit House ってとこが見つかった。

なかなか評判がいい。

で、行ってみたら制服きたポリさんに守られてる。

 

ええと、ゲストハウスに行きたいんだけど

 

わかったあっちだ

 

で、そのあたりにいた人に、レセプションどこって聞いたらそんなのないみたい。

謎だった。

 

待ってろ今呼ぶからって言われていっぱいいる蚊に刺されながらしばらく待ってたらいかつい感じのおっさんが出てきた。何かI.D.を証明するものはあるか、って聞かれてパスポートを見せる。

いつからこの街にいる、とか目的は何だ、とか職業は、とか一つも笑顔のない顔で聞いてくる。

こええ。

まあふつうに宿帳に書くような事なんだけど。

日本から観光旅行で自転車で。タイからミャンマー 、マニプール、ナガランドを通ってアッサムのディマプール、シロンに行って昨日グワハティを出たんです、もう話すのも慣れたもので、普段は英語喋れない人相手に言ってるからむしろ今回の方が説明しやすかった。

説明が終わってしばらく色々質問に答えて、最後に怖い顔のおっさんが頷いて

 

よし、お前は泊まっていい。

で、ここはガバメントのゲストハウスだから厳しいルールがあるんだ、とそこで初めて言われて知った。

 

何だそれ。

 

ググったら、インド政府関係者のみが泊まれる施設だった。

へー、そんなところがあるんだ。

え、ていうか、いいんですか。まあいっか。いいって言ってんだから。

 

次はどこに行くんだって言われて、ボンガイゴンらへんって言ったら、そこにもCircuitHouseがあるから行くといい、なんて教えてくれる。

 

しかも値段を聞いたらノーチャージだとか言われた、でも流石にそれは信じられないんだけど。

 

だってエアコン付きソファ付きちゃんとヘッドから出るシャワー、トイレ付きのツインルーム。

こんないい部屋泊まったらホテルなら2000ルピーはかかるはず。

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もうインドが分からない。

グーグルで見た料金表だと350ルピーとか、それも破格のことが書いてある。でも政府関係者しか使えないと。

うん、ちゃんと旅行者だって説明したよ。

何も嘘とか悪いこと言ってないよ。

いいの?

ほんとにいいの?

 知らないよ?

  

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警察署の近くらしくて、いつもうるさいクラクションの音もたまにしか聞こえない。

 

 

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頑丈な鉄柵に囲まれているので安心安全

 

すぐ前に小さな公園がある。

 

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犬かと思ったら鹿の像

 

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自転車も屋根の下に停めさせてくれた

 

 

どうなったかはまた追記する予定。

 

 

 

追記:

やっぱりタダでした。翌朝指示されながら書いた宿帳に、パーミッションDC、値段フリーと書いてサインして終了。

なんて素晴らしい。ドネーションも要らなかった。

これがインド人の血税から支払われていると思うとちょっと悪い気もする。

 

 

 

 

 

 

 

米印もし戰わば

※こめじるし、(但しイケメンに限る)という意味じゃない。

 

アメリカとインドの話だ。

 

それも兵力じゃない、想像力について。今やハリウッドよりもボリウッドと呼ばれるヒンディーシネマの方がむしろ勢いがあるが、そういう事でもない。

 

 

 

ちょうどインドではドゥルガープジャという祭典の真っ最中。真夜中0時を過ぎても街のスピーカーから大音量ヒンディー音楽が流れている。

 

ドゥルガーとは手が10本(一説には18本)もあるヤバい奴であり、全身の毛穴からビームが出せたりチャクラムや三俣の矛諸々数多の兵器で武装している。

 

これはアメコミのウルヴァリンを超えてるんじゃなかろうか。

 

 

 

つまり、インド神話の超人もとい超神たちと、アメコミスーパーヒーローが戦ったらどっちが勝つかという愚にもつかない妄想である。

 

 

 

なお、両陣営ともにそれぞれ敵がいて普段は仲良く喧嘩してるが今回は戦いのために一時停戦、各陣営の総力戦を持って当たるという仮定にした。

 

 

また出場戦士、戰神は全員集めたら数えきれないほどいるので独断と偏見で選んだ最強かつ最恐かつ最狂の七人団体星取り戦形式で行われる。

 

また各人、各神の能力は一般個人の妄想などは含めず、客観的なソースを持ったネット検索で調べのつく限りとする。

 

勝敗は時間次元無制限、降参か死亡、存在の消滅、

 

 

 

 

 

ヒンドゥー陣営

 

先鋒 ドゥルガー

ここはやはり戦女神として外せませんね

 こいつから生まれたカーリーって悪即斬の殺人鬼女神もヤバい

 

次鋒 ガネーシャ

象の顔をしたあいつです

強さより知名度で選ばれました

 

 

五将 インドラ

金剛杵、ヴァジュラを持ち雷を放つ

妻はアスラの娘。帝釈天

 

中堅 ハヌマーン

猿。悟空のモデルの斉天大聖のモデル

スーパーサイヤ人5はどこまで通用する?

 

三将アスラ

ヒンドゥーの悪役から唯一の登場

どんな活躍を見せてくれるのか

 

副将シヴァ

破壊と再生を司るヒンドゥー神話の最高神

シヴァの第三の目は全ての欲望を焼き払い灰にする

 

大将 ブラフマー

しかいないでしょそれは

 四面四臂で武器ではなく、知識や創造を象徴するものを手に持つ絶対的現実。梵天

 俺は好きなんだけどインドじゃ超絶不人気で廃れかけ

 

 

 

 

アメコミ陣営

 

先鋒 ウルヴァリン

鋭い感覚と反射神経、どんな怪我でも回復できる、爪にアダマンチウムを埋め込んでいる

嫌煙家が大嫌いなどこか親近感のわく男

 

次鋒 アントマン

象を倒すために狙ってきてますね、この順番は

 

五将 ギャラクタス

宇宙の始まる前から生きてる敵

大食漢で惑星とか食べちゃう。けどお腹が空くと弱る

 

中堅 ハルク

怒りや悲しみによって指数関数的にパワーが増大する、ガンマ線で強化された天才物理学者。特殊能力はないがパワーは随一!

 

三将 エターニティ

これ、なろう的には最強のラスボスだと思う

エタって終わる作品のなんと多い事か

 

副将 ドクターマンハッタン

個人的には一番好きな、ウォッチメンのヒーロー

全知全能のくせに奥さんに浮気されちゃう情けない奴

 

大将 スーパーマン

言わずと知れた最強の男。なんだかんだで一番人気

 

 

 

さてさて、どちらが強いのか。果たして勝敗の行方は!?

気が向いたらなろうで書きます。

 

 

 どっちもそこまで詳しくないので、コメント欄に戦略なんか書いてもらえたら喜んで参考にします。

 

 

 解説は今話題のジョーカーさんにお願いするつもりです

 

 

 

 

 

 

 

 追記

娯楽がない時代のエンターテイメントがバラモン教だった説が真なら話が煮詰まってパワーインフレなアメリカのエンターテイメントがインド化してるという事も出来るんだろうなあ根本は似たようなもんだと思う

 

 

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インド最大のお祭りドゥルガープジャのさなか、ブッディストテンプルに頼み込んで泊まってみた

んだが異端か?

 

シロンはどこにでもある観光地に過ぎないので書くことがない。

普通のインド人が行ったら涼しいし楽しめるんじゃないかなあ。

雨で出発が伸びたのは激坂をリムブレーキで泥まみれに下りたくなかったから仕方ない。

晴れて標高1.5キロを一気に駆け下りるのは爽快。途中でインド人自転車乗りに会って仲良くなったりした。

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普通にいい奴アジャイ君

ドゥルガープジャはペルソナってプレステのゲームやってたら知ってるドゥルガーって女神、ドゥンて名前のライオンを乗り回す、全身の毛穴からビームを出せるヤバい奴。手も10本もあるそいつの祭り。ガネーシャだとかヒーロー揃い踏みで総出演しとる。DCどころかマーベルもまっつぁおの超人というか超神集団。派手だ。

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グワハティに戻ってきた翌日からドゥルガープジャという盛大なフェスティバルが始まった。

ちょろっと見て旅立つ。

ダラダラしてたらすぐに時間は過ぎてしまう。

コルカタまで電車は使わず、自走する事にした。

道が平坦だから。

 

で、早朝10時くらいに出発して30分くらい漕いで喉が渇いたんでファンタ買ったらまたインド人のおっさんに捕まった。どっから来た?ジャパンかそれはすごいな、我々のお祭りを楽しんでほしい、時間はあるか?

 

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この人実は大学教授だった

また布貰った。これはガムチャって言ってタオルか手拭いみたいな用途の奴

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祭りに来てた子供

歓迎されて写メ撮ったり子供にたかられたりした後ご飯を振舞ってもらい、気付けば夕方。

 

安い宿知らない? って聞いたらブッディスト・テンプルの僧院があるとか。

泊まれるの?

うん。

 

そりゃ泊まってみるでしょ普通に考えて、ブッダガヤでも何でもない街のお寺で。

 

 

行ったら丁度お経あげてた。

そこに、外のスピーカーからドゥルガープジャの爆音音楽が盛大にかぶさってお経をかき消した。

オレンジ色の僧服を来た和尚さんはポーカーフェイスだけど、絶対イライラしてたはず。

 

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お経が終わってひと段落した後、和尚さんに泊まっていいかと聞いたら変な顔をされたけど大丈夫だった。やっぱ日本人が珍しかったんだと思う。

 

 

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バスルール、トイレ付ツイン。※バスは標準的なバケツシャワー

普通にいい部屋。

その上和尚さんがフルーツとかロッティやカレー持ってきてくれた。

 

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仏像はミャンマーと比べたら普通

 

 

 

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並ぶ仏像

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インドの高僧

ここまでは何となくわかる。

 

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くいだおれ太郎さんにちょっと似てるなあと思った。

聞けばサンスクリット語の経典を現代インドの言葉に翻訳した偉い人だそうだ。

左のおっちゃんが教えてくれた。

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ブッディストのインド人。ド派手なヒンズー教徒たちと比べて清貧な印象

※最近調べたらたぶんアンベードカル博士 DR.Ambedkarの像だと思う

ググったらすごい人だった




仏教はインドで始まったとはいえそもそもインテリ向けの宗教だ。インド大衆にはそぐわない。ジャイナ教と分離したり腐敗して形骸化したり苦行神聖化に退化したり偶像崇拝したり見る影もないけど、それでも2500年以上も続いてる。ナザレのイエスが誕生するより500年も前からだ。

どっかのトンデモ系ブログで、東方からの三賢者はつまり仏教徒だ説があって、まあ他宗教にマウントして取り込んでいくのは宿命だよねと思いつつも少し納得した。

一神教だろうが本来なら信仰対象はない仏教だろうが本質は一緒で、いい事言っとる。

戯言とバカ相手の方便を除外したら、本当に頑張っていい事言っとるんですよ。

もちろんムハンマドさんもだけど。

当時としてはもちろんのこと、今でもほとんどそのまま通用する。目には見えないけど確かに存在するものに、しっかり対処しようとまでしている。

でも世の中教義を盲信すればいいっていう思考停止バカが多いから伝えきれない。

 

 

日本から来て、仏教徒だって言うと喜ばれた。

このおっちゃん和尚じゃないけど仏教徒で、ヒンズー教うっさいから大嫌いって。

インドはゴーダマーシッダールタ生誕の地なのに2.5%しか仏教徒がいないんだって嘆いていた。

日本はほとんど仏教徒だよ、あとミャンマーもって教えたげて電飾LEDのミャンマー 仏動画見せたらヒンズーみたいっていってた。日本の仏は古臭くて味があるでしょって見せたら、ちゃんと磨けよみたいな反応。うん。 

 

過去の記事 

charideumi.hatenablog.jp

 

 

外のスピーカーからは夜中じゅうずっと、今も激うるさいヒンズー音楽が流れてる。

それが平気なインド人たちの中からブッダが現れたのは不思議なようで、でもそれが当然だったのかも知れない。

 

ブッダガヤに行けって言われて、まあちょろっと寄り道してもいいかって気持ちになった。

 

 

 

 

ラングヒン、ナガオン、グワハティからのシロンに寄り道

推しコメっていったらやっぱりインディカ米でしょ、そりゃインド旅行のブログ書いてんだから。日本のご飯みたいにねちゃねちゃベシャベシャしてないさらっと美味しいお米。全体の80%、世界11億人の食べてる標準はこっち。パナソニックさん宣伝にならなくてごめん、でも基本的にお米嫌いなんだわ。インドだとご飯にダリだかダルだか忘れたけどシャバシャバのカレーを掛けて食べるのが一般的なんだけど写真アップしようとしてなんと一枚も撮ってない事に気付いた。

 

あ、一枚だけあった。

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ナガランド料理。なんと納豆付き

 

シロンという東北インドの避暑地。そこのドミで同室になったダニエル君がナガ料理の店に連れてきてくれた。ソイビーンって言われて食べたらばっちり発酵しとるあの匂い。でも日本の納豆と違って硬い。冷蔵庫で期限切れてずっと放っといたら同じ味になる奴。

納豆は美味い。米は基本的に嫌いだけど納豆ご飯だけは認めてやる。玉子かけご飯は海外じゃサルモネラ菌が怖くて食べれない。日本の玉子は美味しそうな黄色だけど海外じゃ粘土みたいに薄い、黄身っていったらJAROが来るくらい白身と差がない。味は普通。

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インドでも納豆があるのは涼しい地域だけだと思う。大阪人は納豆ダメみたいなもので、腐敗と発酵の差がきっとある。

 

シロンは日本の秋くらいの気候。

インドとは思えない涼しさ。

メイドカフェのカッティちゃんも、シロンはこの辺で一番いい観光地の一つよ、とメッセージくれた。

標高がやばい。あの寒い飛騨高山の三倍くらいある。

もちろん自転車積んでバスで行った。

 

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景色は綺麗。実は巨大なダム湖

 

1.5キロも登れるか!

海抜ゼロから富士山5合目御殿場ルートの高さくらいある。

景色は綺麗だし、もうちょっと足を伸ばしてチェラプンジって村までいったら七姉妹って名前のインドからバングラデシュに向かって落ちる超巨大な滝が見れたらしい、あと生きてる根っこの橋があるそうです。

シロンから南側にずっと下りで、帰りにまた標高1400メートルくらい登らないといけないんで行くのやめた。別に滝見てもねえ。根っこの橋って多分自転車渡れないよね。

行った人のブログ見たら満足しちゃったし。

見たい人はliving root bridgeでググってください。

あと、そのあたりは世界で一番雨が多い場所。毎日雨が降ってて宿を出る気にならなかった。

サイクリングには向いてない。

 

お前自転車漕いでねーのかって言われそうだけどグワハティまでは自走しとるからね。すごい日数掛けてるけど、ディマプールから。

ラングヒンのボド族のズッ友からナガオンに行くとムスリムが多いから気をつけろって注意されて、別にムスリムいいやつじゃん、って思ってた。

俺たちとは違うからほいほいついて行っちゃダメだよ、って釘を刺されてたそれがついた瞬間こいつ

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このおっさんに即騙されるという。(※注 このおっさんはムスリムではない。だがこの顔の違い、お分かりだろうか。濃い)

 

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この貫禄で25歳

 

食堂を教えてもらって一緒に行ったらビールがぶがぶ飲みやがって、会計で全部俺が払えとかぬかす。

ジャンプさせたけどガチで財布持ってなかった。

 

まあ400ルピー600円、諦めてもいいけど、後々に訪れた日本人が舐められてまたボラれる被害を未然に防ぐため、あとちょっと面白いからしつこく払えって言った。
手持ちがギリで、ないとこの日は泊まれなかったし。

ATMに行くよって言ったから解放。

いつまで待っても来ないので鬼電。
「眠いから家で寝てる」
「ふざけんな」
ぷち。
再度電話して
「お金ないんだ」
「ATM行くって言ってただろ」
ぷち
再度電話して、
「ポリさんとこ行くぞ」
「okok」
「okじゃねえ」
ぷち
掛けること十数回。
すぐのとこに警察署があったから本当に行ってやった。

 

インドで旅行者が警察に行くと、珍しがってか意地を見せようとするのか、本気で捜査してくれる。加害者のインド人の人権なんて全く考えないで、文字通りボッコボコにやってくれる。

インド人的にはものすごくヤバい。


奴は五分でお金持って飛んで来た。

「彼が、勘違いしてたんだ」
「うん、俺が勘違いしてたみたいだよ」

と大人の対応を見せる二人。

 

ポリさんにセルフィ撮らせてって頼まれたので皆でニコニコ撮りました。

 

 

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左から、ポリさん刑事さん俺嘘つき野郎

次の日、お前警察行くからキライ、って電話かかってきた。

 

 

 

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道の途中の金魚売り。水の色が綺麗

 

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自転車の前三角の本当の使い方

 

 

話が逸れた。

麺類。

それ以外は認めない。

チャパティもそんなに美味しくない。似たような奴を油で揚げたプリっていう奴はまあまあ食べれる。

ラーメンとうどん、スパゲッティ。100歩譲って蕎麦。それだけあれば充分。

インドにはチョーメンとかいう焼きそばの偽物があるけどまずい。

 

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これビニールが混入してて文句いったらカス店員『アイドントアンダスタンド』しか言いやがらねえ

 

辛い、ただスパイシーなだけで味がない。色味は似てるのに、ちゃんとソースぶっかけてくれ。

チベットや中国から入ってきたトゥクパってラーメンに似た奴もあるけどなんか一味足りない。ちゃんと鶏ガラで出汁をとってるのかと問い詰めたい。あと麺が伸びとる。

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ボソボソの麺と味の薄いスープ。

 

こんな場所でも日清がカップヌードルを売っていて、50ルピーもするけどそれは食べられる味。三種類あって、ガチのカレー味とイタリア風カレー味と中華風カレー味。

どれか一個くらいスパイスを抜いてくれ。

 

 

 

 

  

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インドの秋


今週のお題「○○の秋」

 

まったくもって過ごしやすくはない。

よく聞かれるのは日本は寒いんだろ?

冬はね。でも夏は40度とかになるよ。

マジか。でもインドは45度になるぜ!

負けん気のインド人。

 

Langhinという村についてバーンリー君は70キロ離れたディプーの家に帰っていった

宿を探してたら、バイクに乗った青年達が教えてくれた、でもそこは閉まってて、じゃあうち泊まる?

ええの?

そっから4日間、バイク3ケツで滝に行ったり酒盛りしたり祭りに行ったり丁度誕生日だったんで布とかプレゼントもらったりした。

ちょっと感動しすぎるとあんまりブログに書きたくなくなるんねこれ。

ボド族で、ここは小さい村だけど2年後にビレッジからタウンになるんだ!って言ってた。

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ビジット君とエアル君

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ヒンズーのフェスティバル

 

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ちょっと乗せてくれた。多分カブ系コピー4スト125ccで馬力はないけど低燃費


 二輪乗りとは絶対仲良くなれる気がする。

 


バイクじゃなければ、行けない場所がある

 ↑バイクメーカーさんこのコピー、750万でいいよ

 

 

 

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巨大な滝。流されたら命はない

 


水が綺麗だ、っていってたけど濁ってる

 

 

 

岩の上で酒盛り。

 

ボド族の言葉で、ジュマイディシというのがライスワイン、つまりお酒。白く濁ってて酸っぱい。

ジュマイグランというのが多分焼酎。透明で度数が高い。

お酒全般のことはラオパニという。

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ツマミは辛い豆と、エビのタタキみたいな奴

ちっちゃいビニール袋にぐちゃぐちゃの灰色と茶色の混じった釣りえさみたいな奴が入ってて、最初はちょっと食べる勇気がなかった、けど豆と食べるとダシが効いてゲキうま。
ライスワインも焼酎もビニール袋入り。

 

 

 

 

 

帰りにお約束、川にバイクの鍵を流してなくすエアル君。でも大丈夫、ビジット君は整備士

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直結して修理!

 

 

翌日

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電装系が全滅してたのをヒューズ交換で修理

 

 

 

 

 

 

 

 

首にかけてるのはアロナイという布。 

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誕生日パーティーをまさかインドのボルカチャリ達に祝ってもらえるなんて

泣きそう。

人生ってわかんないもんだ。

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装着してみたの図

 

 

 

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サイモン君とビジット君とエアル君

 

みんな大学生で、エデュケーションの授業を受けてて明日テストがあるとか。頑張れ!!

 ぉれたち、ズッ友だょ!

 

 

 

 

インドの秘境、東北地方からアッサムまでその1

ディマプールを過ぎて道はまだ悪い。

グローブは無いと手が痛いから適当なスポーツ店で新調した。500ルピー也。

数百メートルおきにダートがある。

州境のゲートの警官が「暑いだろ、座ってけ」

ってアッサムティーとクッキー出してくれた。

 

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俺の写真は撮っちゃダメって言われたんでポリさんは撮れなかった。

出発してすぐだったけど直前の坂で汗だくだったので小一時間休憩。タダでペットボトルの水もくれた。

 

そこからしばらく自転車漕ぐとこの爽やか男。

 

https://www.instagram.com/p/B2Y1dNnHxE7/

道の途中で立っ○ョンしてたバーンリー君

お前もチャリなんけ、一緒に行くばい、と。

こいつがすごいタフ。

ディプーという街から今朝ディマプールまで着いて、戻ってる途中だそうだ。買い物でもしたのって聞くと、ただ走ってただけ、トレーニングらしい。

マンジャという40キロ程先の町までタンデムツーリングしたけどついてくのが辛い。

全然休憩しない。

夕方くらいに着いて、ブッディストだろ寺を見に行くぞって言われてさらに二、三キロ。

寺なんか興味ないんだっつーの。

ブッダもほんとは偶像崇拝なんて否定してんだよ!

 

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あのなんとかいう塔

 

で宿。マンジャにはゲストハウスがあって、優秀なmaps.meの地図通りの場所だった。

クソグーグルマップでは、道路のど真ん中に宿があるなんて出た上に、そんな宿はこの世のどこにも存在しなかったりする。使えない奴筆頭。

バーンリー君は明日また来るね、って言ってディプーという16キロ離れた隣町まで帰っていった。

 

宿は400ルピーもしてちょっと高いけど他にないので仕方ない。

レストランの場所を聞いた子供たちと仲良くなった。

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イングリッシュハイスクールの高校生らしい

「自転車なの? じゃあ明日一緒に景色のいい丘とレクリエーションパークに遊びに行こう!」

「えー」

早朝に出て次の町に向かう予定だったのに。

インドの東側は日の入りの時間がめちゃくちゃ早く、午後五時過ぎには暗くなる。

そのかわり朝四時には空が明るくなってくる。

距離を稼ぐには早起きして自転車漕ぐしかない。

「やだよめんどくさい」

 

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たしかに見晴らしがいい

なんかこいつら石を投げて、ビー球くらいの丸くて緑色をした木の実を落として食べるんだわ、それがシブえぐ酸っぱいというか全然うまくないの。で、水飲めって言うから飲むと反動なのか水がとても甘く感じる。名前は聞いたけど忘れた。

 

 

※追記! 名前思い出した。アムラーといって、スグリの仲間。

ググったらアーユルヴェーダで使われる果実だとか。安室ちゃんのファンみたいな名前って覚えてた

 

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じゃあ次はレクリエーションパークね!

やだよもうしんどいよ、帰る!

 

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イェーイ!

 

いや、なんか動物とかいるって言うから。

ここにはワニがいるんだって見た檻の中は空。

「逃げたのか?」

「まっさかー笑 」

まじで怖いんだけど。

 

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この後ろに深い穴があってそこにワニがいたらしい

 

あとは、滑り台とブランコとシーソーがあった。近所のちびっ子広場レベルじゃねーか!

入場料は20ルピーもとられたのに!

 

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楽しそう。子供は無邪気でいいなあ。

こっちはもうおっさんだからね。

 


滑り台なんかで喜べるのはせいぜい小学生くらいまでなんだよっ!→結果

 

動物もいるにはいた。

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とり。

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かめ。

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ニワトリ、はえさで、ヘビ。

 

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表情がかわいいトラ。切れ長の目

 

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登ってるこいつはお調子者

シマの消えたトラとか象の像とか、マーマルはスタチューのみ。

 

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環境保護

 

 

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途中にあったヒンズー寺院のハヌマーン

悟空のモデルになった奴。

 

一台は一瞬でチェーン外れるわ、一台は余裕でサドル割れてるわ、六人で四台、最初は1人俺のスーパーマシンに2ケツのつもりだったらしくて、デリケートだから無理って断ったら一台足りなくてどっからかなんとか調達してくるわでめちゃくちゃだった。けどみんな笑顔。

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みんな楽しそう

年齢的にこのくらいの子供がいてもおかしくないくらいなんだから、ちょっとテンションについてけないわ。

さすがに出発は無理で午後は宿で寝てた。

 

その道中の路面がガタガタすぎて、とうとうリアのフェンダーが割れた。

 

before 

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前に沖縄の板金屋さんでTIG溶接してもらったアルミフェンダーの割れ

穴がバキバキに。ガムテとボンドで補修することにした。

after 

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Gクリア最強説。両面にPETボトル切った板を挟んで補強

 

 割れたとこ金のこで切ってドリルでねじ穴開けたら前に詰めれると思ったけど、これが結構丈夫で100キロ走ったあとも問題なかったからそのまま今も続投中。

 

 

宿に住んでるらしいその中の1人の家族

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呼ばれてチャイくれた。

 

 

インドからバングラデシュとネパールに挟まれて、痔のように飛び出した東北地方。

ここにはインド独立よりも前からずっと政府に対する確執がある。

イギリスからインドが独立する前日に、ナガランドが独立宣言しちゃったりとか。

ごく最近まで外国人には閉ざされた危険地帯だった。

日本人はナガ族と顔が似ているので、チェックを素通りして行けてしまったなんて事もあるそうだが、最近まで外国人制限エリアで許可証が必要な秘境だった。

各部族の独立の為の戦いが行われていたし、停戦だってその中の一部族が主導して行ったに過ぎない、東パキスタンバングラデシュとして独立した後、支援勢力を無くして弱体化したそうだ。

それでもアンダーグラウンドと呼ばれる活動家が普通にいて独自で警察行為などを行なっている。表立ってアーミーと対立している姿こそ見ない。でも私服で検問してる奴とか州境にいたりする。

子供達のうちの一人は、親戚がアンダーグラウンドのポリスなんだって自慢してた。

 

90年代までナガ族による首狩りが行われていて、インド本土からは未開の蛮族め、みたいな差別を受けているそうだ。でも本当は人々は温厚で親切。本土のように濃い顔の髭ダルマはいなくて肌色を除けば日本人にも見えるモンゴロイド

旅人には、それが物珍しいからというのも大きな理由だろうけど、騙したりぼったくられたり危ない目にあわせられたりなど一切なかった。

 

あまり人に勧めて荒らされたくないからいい事書きたくないけどこのブログのアクセス数考えたら誤差みたいなもの。慰霊碑におしっこかけちゃった、みたいな最低動画あげて炎上でもしたらバカ読者が増えそうだけど、バカ増やしても仕方ないからね。

 

 ちなみに昨日のバーンリー君は夜行くって言って来なかった。

で、翌朝来た。なんというインド時間。

それから次の町まで60キロ付いてきてくれたのだった。

 

 

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マンジャから先はロードコンディションがいいから楽勝だよ!

って。たしかにダートは数キロに一回くらいに減った。

 休憩なしで何キロくらい走れる? って聞いたら100キロかな、って。

ノットオンリー フラットロード、バットオールソー ラフロード らしいです。

元気すぎ。

今日は風がちょっと涼しいねー、って、暑いわッ!!

 

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チェーン擦るとかで直したげた

前三速なんだけど外側のネジ締めたらアウターから戻らなくなって焦った。

日本のロード乗り西○君にラインしてアドバイスもらった。結局緩めたら直った。

 

ディマプールで女の子見てたらコケたとかで、前輪のディスクブレーキから異音。

パッドの引きずりはQR付け直したら直ったけど音はそのまま。謎。