自転車でフラッと海へ行くブログ

海が見たくなって自転車で出かけた 白浜、沖縄、タイのタオ島を経て紅海まで行く予定。なおダイビングのライセンスは日本に届いたのでまだ手にしてない

キャラダイス風サドルバッグの自作

アラヤディアゴナールという自転車はクラッシック調のツーリング自転車に現代のコンポを乗せたデザインをしている。

コイツに最新のバイクパッキングバッグなんて合わない。

見た目だけじゃなくてサドル下からタイヤ、フェンダーまでの高さも低いせいで実際に付かないか干渉する。

だからといってロウ引き帆布なんて古臭い。

 革のバックルなんて見た目が渋いだけで不便だし。

 

だから作る事にした。

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ざっくり設計図

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型紙貼り合わせて確認

 

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防水ぽいナイロン布買ってきてチャコペン

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裁断

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ひたすら縫う。ミシンないから全部手縫い

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反射テープも縫い付け

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バンジーコードは100均のゴム紐

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穴は革細工で処理。この部品作るためにレザークラフト始める事に

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コバの処理もまあまあ満足。紐を通す

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キャラダイス クラッシックサドルラック取り付け

 

以上、制作過程。

もう一年前になる、それから太平洋沿岸、九州北部、沖縄、タイ、ミャンマー、インドと走行距離を重ねてきたものの破れたり壊れたりはしていない。

 

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一年後。年季が入って味が出てきた。ワッペン追加中

ルドラゲストハウス、 Varanasiにて。

 

バイアステープ色抜けたのと、インドは砂ボコリがすごいんで汚れてる

 

 

 

 

 

インドを自転車で走っていて気をつける事

 

 

高速道路、ナショナルハイウェイを自転車で走っていると牛がのそのそ歩いてて邪魔。

 

maps.meは自転車でルート検索をするとわざわざハイウェイを避けてくれる糞仕様なんだけど先進諸国の発想で考えるとそっちが当たり前なんだろう。牛が高速にいたら事件、みたいな。

舗装が穴ぼこだらけだとか、逆走車とか動物たちとか、そんな当たり前のこととか、でも信号は意外と守る、みたいなインドでは常識な交通ルールにとやかく言っても仕方ない。

 

特に自転車でこれは危険と言うものだけ挙げて行こうと思う。

 

 

 

一つはトラックが停まっている横を通る時。

ドアか窓が開いていないかしっかり見て、開いていたら極力離れて通る事。

下を通る自転車何て気付かずに、噛んだキンマ、噛みタバコを吐き捨てて来る。

汚ねえ。

 

 

次は、夜の逆走トラクター。

やけに狭い間隔の二つ目ヘッドライトが近づいて来たらすみやかに大きく回避する事。

ヘッドライトの間隔の数倍、荷車の幅があるので気を抜くとやられる。荷台に丸太や板を横向きに載せてる奴もいるくらいなので、ラリアット喰らう可能性も。

 

 

あと誰もが知りたいだろう情報、牛の糞を踏まない方法は、とにかく気をつける事。

無理っていうのは嘘つきの言葉なんです。

ブラックというかブラウンな根性論だけどそれで大概いける。

シューティングかマリオカートでもやってる気分で。

 

暑いし根性なしなので10キロごとにチャイ飲んだりダラダラ休憩するんだけどそのたびにローカルピープルがわらわらと集まってくる。インドの田舎には、よく言われるような嘘つきの詐欺師はいない。

やたらセルフィー(自撮り写真)一緒に撮ってくれって言われてアイドル気分になれる。

走行中ですら、バイクで横付けして喋りかけてくる奴もよくいる。人懐っこいのにも程がある。

距離が稼げないのはだからしょうがない。

どこから来たんだ、自転車で来たのか、時間はどれくらい掛かったのか、とか質問責めは、でも大体一緒なのでそのヒンディー語を覚えた。

ビハール州は禁酒州で、関係あるのか知らないけど英語の話せない奴が多かった。道も酷い。酒税が足りないんじゃないの。

 

 

 

 

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パンクして手伝ってくれた自称エンジニア。ゴムのり乾かさずに付けたので剥がれた

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過去編・沖縄首里城

自転車で今はインドのビハール州というところに来てる。

ヒンディー語で「〜から」「〜で」というのは「せ」というらしく、ジャパンセ、サイクルセと言うと日本から自転車で来たって伝わる。

休憩のたびに十人近くのインド人が集まってきて、最初は英語で説明してたんだけど何度も言われるので覚えてしまった。

いつも決まって、「日本から飛行機でタイまで行ってそれからミャンマー インドのマニプール州、ナガランド州、アッサム州、ウエスベンガル州、そんでビハール州までやっと来た。でも自走だけじゃなくてバス、電車も使ったよ」って言う。

 

日本は沖縄の那覇空港からピーチ航空で飛んだ。

埼玉の友人宅から太平洋沿岸をずっと走って、大阪からズルをしてフェリーで新門司まで、九州北部と山口県を回ったあと福岡空港から沖縄に飛んだ。

自転車で旅をするのは初めてだったので、まずは国内で予行演習をしようと言う魂胆だった。

沖縄だけはきっちり一周して、件の首里城へも行った。

日本とは明らかに違う文化圏なんだと実感してた。

方言札とか、本土の人はえげつない事をする。併合されるっていうのはそういう事なんだと。

首里城はそんな沖縄の象徴的存在だって事で、でも観光名所なんてそんなに興味なかったんだけどもう来る事もなかろうと行ってみた。7月8日。11日にタイに飛んだのでその直前の事だ。

まさかその時はこんな事になるなんて思ってもみなかった。 

 

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壁面に生えた逞しい雑草も燃えちゃったんだろうなあ。

 

 

 

 

 

 

 

今日はダーバという、インドの食堂に頼み込んでもないけど泊まらせて貰ってみた

日が落ちてから自転車に跨ったままグーグルマップ見てた。

 

クソグーグルマップが出してきたゲストハウスが、着いたら大学の構内の学生寮だったからだ。

 

そこに近寄ってきたおっちゃんに話しかけられた。

北インドじゃなけりゃ警戒する案件だけど、何も問題ないんだ、って言われてあーそうなんだ、と。最近警戒心が仕事してない。 

んじゃあ行くわー。

まー命以外は取られてもリカバリーきく物しか装備してないし、インド人ってガンジー以来だと思うけど基本的には非暴力さ主義だから痛いことは少ないと思う。

大使館にMissingって張り出されるのは相当やらかした人だか

 

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田舎の気のいいおっちゃん達

 

右端のヒゲ濃いのが全部おごってくれたおっちゃん。ガソリンスタンドの社長らしくて名刺くれた。羽振りがいい。

ウィスキー2本くらいそのおっちゃんに奢って貰って、おつまみにチキンカレーとフィッシュカレーまで出して貰って無料で宿泊。

 

旅をする目的は結局何なんだとか、観光とかそういう意味じゃなくて深い話で聞いてきて、こっちも酔った勢いで友人をたくさん作って世界を平和にしたいのだとか答えちゃったりして、何言ってんだオメーみたいになって大いに盛り上がった。

インドすきやわーっていうと何でだ?っめ聞いてきて、アメージングなとこって返答。全然違う言葉や宗教、人種の人々がそれこそ数えきれないほどいて、それでもなんとかやってるところ。懐の広さが好きだ。日本なんて人種はほとんど同じで言葉が違うだけなのに、すぐ隣の韓国北朝鮮と喧嘩ばっかしてるのに、と。

まああれはじゃれてるみたいなものだと思ってるけども。

日本は綺麗で発展してるけど生きるのに窮屈なんだよね。

 

で、なんかここで泊まれるらしい。

 

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奥の扉はトイレとシャワー室

 

ろくぱい ぱっらぎる というのがアッサム語でNice to meet you.

 後ろの、一人だけ濃くないけどいかつい人は聞けばボド族だったので、前にビジット君に教えてもらった言葉で挨拶。

くるんばい、というとナマステ。

 

あとはアッチャー(good)とティケ(ok)だけ覚えとけば大体旅が出来る。

インド人が何人かいたらその中の一人は確実に英語が喋れる。お互い上手じゃないから気負わないのも楽。

 

 

追記:奢りとおもったら有料だった!

おっさんはダーバのオーナーで、単なる客引きだった笑

 

翌朝請求書が1800ルピー。

3000円弱。高いわ!

 

まけて、ってひたすら日本語で言ってたら1500でいいよ、って言われた。

雰囲気で伝わったんだと思う。2250円。まあ昨日まで三日間ただで泊まってたしいいか。お酒も料理も結構飲んで食べたし、ホテル泊まったら普通にそれくらいするし。

次回は先に聞こう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インド政府関係者専用高級ゲストハウスに頼み込んで泊まってみた

今日は90キロも走ってバテて、ゲストハウス探した。

グワハティ〜ベルパタ、Barpetaっていう町。(ちなみに昨日は10キロちょいしか進んでなかった)

頼みの綱のmaps.meにゲストハウスはなかった。ダメ元でGoogleマップを見たらCircuit House ってとこが見つかった。

なかなか評判がいい。

で、行ってみたら制服きたポリさんに守られてる。

 

ええと、ゲストハウスに行きたいんだけど

 

わかったあっちだ

 

で、そのあたりにいた人に、レセプションどこって聞いたらそんなのないみたい。

謎だった。

 

待ってろ今呼ぶからって言われていっぱいいる蚊に刺されながらしばらく待ってたらいかつい感じのおっさんが出てきた。何かI.D.を証明するものはあるか、って聞かれてパスポートを見せる。

いつからこの街にいる、とか目的は何だ、とか職業は、とか一つも笑顔のない顔で聞いてくる。

こええ。

まあふつうに宿帳に書くような事なんだけど。

日本から観光旅行で自転車で。タイからミャンマー 、マニプール、ナガランドを通ってアッサムのディマプール、シロンに行って昨日グワハティを出たんです、もう話すのも慣れたもので、普段は英語喋れない人相手に言ってるからむしろ今回の方が説明しやすかった。

説明が終わってしばらく色々質問に答えて、最後に怖い顔のおっさんが頷いて

 

よし、お前は泊まっていい。

で、ここはガバメントのゲストハウスだから厳しいルールがあるんだ、とそこで初めて言われて知った。

 

何だそれ。

 

ググったら、インド政府関係者のみが泊まれる施設だった。

へー、そんなところがあるんだ。

え、ていうか、いいんですか。まあいっか。いいって言ってんだから。

 

次はどこに行くんだって言われて、ボンガイゴンらへんって言ったら、そこにもCircuitHouseがあるから行くといい、なんて教えてくれる。

 

しかも値段を聞いたらノーチャージだとか言われた、でも流石にそれは信じられないんだけど。

 

だってエアコン付きソファ付きちゃんとヘッドから出るシャワー、トイレ付きのツインルーム。

こんないい部屋泊まったらホテルなら2000ルピーはかかるはず。

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もうインドが分からない。

グーグルで見た料金表だと350ルピーとか、それも破格のことが書いてある。でも政府関係者しか使えないと。

うん、ちゃんと旅行者だって説明したよ。

何も嘘とか悪いこと言ってないよ。

いいの?

ほんとにいいの?

 知らないよ?

  

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警察署の近くらしくて、いつもうるさいクラクションの音もたまにしか聞こえない。

 

 

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頑丈な鉄柵に囲まれているので安心安全

 

すぐ前に小さな公園がある。

 

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犬かと思ったら鹿の像

 

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自転車も屋根の下に停めさせてくれた

 

 

どうなったかはまた追記する予定。

 

 

 

追記:

やっぱりタダでした。翌朝指示されながら書いた宿帳に、パーミッションDC、値段フリーと書いてサインして終了。

なんて素晴らしい。ドネーションも要らなかった。

これがインド人の血税から支払われていると思うとちょっと悪い気もする。

 

 

 

 

 

 

 

米印もし戰わば

※こめじるし、(但しイケメンに限る)という意味じゃない。

 

アメリカとインドの話だ。

 

それも兵力じゃない、想像力について。今やハリウッドよりもボリウッドと呼ばれるヒンディーシネマの方がむしろ勢いがあるが、そういう事でもない。

 

 

 

ちょうどインドではドゥルガープジャという祭典の真っ最中。真夜中0時を過ぎても街のスピーカーから大音量ヒンディー音楽が流れている。

 

ドゥルガーとは手が10本(一説には18本)もあるヤバい奴であり、全身の毛穴からビームが出せたりチャクラムや三俣の矛諸々数多の兵器で武装している。

 

これはアメコミのウルヴァリンを超えてるんじゃなかろうか。

 

 

 

つまり、インド神話の超人もとい超神たちと、アメコミスーパーヒーローが戦ったらどっちが勝つかという愚にもつかない妄想である。

 

 

 

なお、両陣営ともにそれぞれ敵がいて普段は仲良く喧嘩してるが今回は戦いのために一時停戦、各陣営の総力戦を持って当たるという仮定にした。

 

 

また出場戦士、戰神は全員集めたら数えきれないほどいるので独断と偏見で選んだ最強かつ最恐かつ最狂の七人団体星取り戦形式で行われる。

 

また各人、各神の能力は一般個人の妄想などは含めず、客観的なソースを持ったネット検索で調べのつく限りとする。

 

勝敗は時間次元無制限、降参か死亡、存在の消滅、

 

 

 

 

 

ヒンドゥー陣営

 

先鋒 ドゥルガー

ここはやはり戦女神として外せませんね

 こいつから生まれたカーリーって悪即斬の殺人鬼女神もヤバい

 

次鋒 ガネーシャ

象の顔をしたあいつです

強さより知名度で選ばれました

 

 

五将 インドラ

金剛杵、ヴァジュラを持ち雷を放つ

妻はアスラの娘。帝釈天

 

中堅 ハヌマーン

猿。悟空のモデルの斉天大聖のモデル

スーパーサイヤ人5はどこまで通用する?

 

三将アスラ

ヒンドゥーの悪役から唯一の登場

どんな活躍を見せてくれるのか

 

副将シヴァ

破壊と再生を司るヒンドゥー神話の最高神

シヴァの第三の目は全ての欲望を焼き払い灰にする

 

大将 ブラフマー

しかいないでしょそれは

 四面四臂で武器ではなく、知識や創造を象徴するものを手に持つ絶対的現実。梵天

 俺は好きなんだけどインドじゃ超絶不人気で廃れかけ

 

 

 

 

アメコミ陣営

 

先鋒 ウルヴァリン

鋭い感覚と反射神経、どんな怪我でも回復できる、爪にアダマンチウムを埋め込んでいる

嫌煙家が大嫌いなどこか親近感のわく男

 

次鋒 アントマン

象を倒すために狙ってきてますね、この順番は

 

五将 ギャラクタス

宇宙の始まる前から生きてる敵

大食漢で惑星とか食べちゃう。けどお腹が空くと弱る

 

中堅 ハルク

怒りや悲しみによって指数関数的にパワーが増大する、ガンマ線で強化された天才物理学者。特殊能力はないがパワーは随一!

 

三将 エターニティ

これ、なろう的には最強のラスボスだと思う

エタって終わる作品のなんと多い事か

 

副将 ドクターマンハッタン

個人的には一番好きな、ウォッチメンのヒーロー

全知全能のくせに奥さんに浮気されちゃう情けない奴

 

大将 スーパーマン

言わずと知れた最強の男。なんだかんだで一番人気

 

 

 

さてさて、どちらが強いのか。果たして勝敗の行方は!?

気が向いたらなろうで書きます。

 

 

 どっちもそこまで詳しくないので、コメント欄に戦略なんか書いてもらえたら喜んで参考にします。

 

 

 解説は今話題のジョーカーさんにお願いするつもりです

 

 

 

 

 

 

 

 追記

娯楽がない時代のエンターテイメントがバラモン教だった説が真なら話が煮詰まってパワーインフレなアメリカのエンターテイメントがインド化してるという事も出来るんだろうなあ根本は似たようなもんだと思う

 

 

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インド最大のお祭りドゥルガープジャのさなか、ブッディストテンプルに頼み込んで泊まってみた

んだが異端か?

 

シロンはどこにでもある観光地に過ぎないので書くことがない。

普通のインド人が行ったら涼しいし楽しめるんじゃないかなあ。

雨で出発が伸びたのは激坂をリムブレーキで泥まみれに下りたくなかったから仕方ない。

晴れて標高1.5キロを一気に駆け下りるのは爽快。途中でインド人自転車乗りに会って仲良くなったりした。

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普通にいい奴アジャイ君

ドゥルガープジャはペルソナってプレステのゲームやってたら知ってるドゥルガーって女神、ドゥンて名前のライオンを乗り回す、全身の毛穴からビームを出せるヤバい奴。手も10本もあるそいつの祭り。ガネーシャだとかヒーロー揃い踏みで総出演しとる。DCどころかマーベルもまっつぁおの超人というか超神集団。派手だ。

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グワハティに戻ってきた翌日からドゥルガープジャという盛大なフェスティバルが始まった。

ちょろっと見て旅立つ。

ダラダラしてたらすぐに時間は過ぎてしまう。

コルカタまで電車は使わず、自走する事にした。

道が平坦だから。

 

で、早朝10時くらいに出発して30分くらい漕いで喉が渇いたんでファンタ買ったらまたインド人のおっさんに捕まった。どっから来た?ジャパンかそれはすごいな、我々のお祭りを楽しんでほしい、時間はあるか?

 

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この人実は大学教授だった

また布貰った。これはガムチャって言ってタオルか手拭いみたいな用途の奴

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祭りに来てた子供

歓迎されて写メ撮ったり子供にたかられたりした後ご飯を振舞ってもらい、気付けば夕方。

 

安い宿知らない? って聞いたらブッディスト・テンプルの僧院があるとか。

泊まれるの?

うん。

 

そりゃ泊まってみるでしょ普通に考えて、ブッダガヤでも何でもない街のお寺で。

 

 

行ったら丁度お経あげてた。

そこに、外のスピーカーからドゥルガープジャの爆音音楽が盛大にかぶさってお経をかき消した。

オレンジ色の僧服を来た和尚さんはポーカーフェイスだけど、絶対イライラしてたはず。

 

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お経が終わってひと段落した後、和尚さんに泊まっていいかと聞いたら変な顔をされたけど大丈夫だった。やっぱ日本人が珍しかったんだと思う。

 

 

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バスルール、トイレ付ツイン。※バスは標準的なバケツシャワー

普通にいい部屋。

その上和尚さんがフルーツとかロッティやカレー持ってきてくれた。

 

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仏像はミャンマーと比べたら普通

 

 

 

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並ぶ仏像

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インドの高僧

ここまでは何となくわかる。

 

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くいだおれ太郎さんにちょっと似てるなあと思った。

聞けばサンスクリット語の経典を現代インドの言葉に翻訳した偉い人だそうだ。

左のおっちゃんが教えてくれた。

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ブッディストのインド人。ド派手なヒンズー教徒たちと比べて清貧な印象

※最近調べたらたぶんアンベードカル博士 DR.Ambedkarの像だと思う

ググったらすごい人だった




仏教はインドで始まったとはいえそもそもインテリ向けの宗教だ。インド大衆にはそぐわない。ジャイナ教と分離したり腐敗して形骸化したり苦行神聖化に退化したり偶像崇拝したり見る影もないけど、それでも2500年以上も続いてる。ナザレのイエスが誕生するより500年も前からだ。

どっかのトンデモ系ブログで、東方からの三賢者はつまり仏教徒だ説があって、まあ他宗教にマウントして取り込んでいくのは宿命だよねと思いつつも少し納得した。

一神教だろうが本来なら信仰対象はない仏教だろうが本質は一緒で、いい事言っとる。

戯言とバカ相手の方便を除外したら、本当に頑張っていい事言っとるんですよ。

もちろんムハンマドさんもだけど。

当時としてはもちろんのこと、今でもほとんどそのまま通用する。目には見えないけど確かに存在するものに、しっかり対処しようとまでしている。

でも世の中教義を盲信すればいいっていう思考停止バカが多いから伝えきれない。

 

 

日本から来て、仏教徒だって言うと喜ばれた。

このおっちゃん和尚じゃないけど仏教徒で、ヒンズー教うっさいから大嫌いって。

インドはゴーダマーシッダールタ生誕の地なのに2.5%しか仏教徒がいないんだって嘆いていた。

日本はほとんど仏教徒だよ、あとミャンマーもって教えたげて電飾LEDのミャンマー 仏動画見せたらヒンズーみたいっていってた。日本の仏は古臭くて味があるでしょって見せたら、ちゃんと磨けよみたいな反応。うん。 

 

過去の記事 

charideumi.hatenablog.jp

 

 

外のスピーカーからは夜中じゅうずっと、今も激うるさいヒンズー音楽が流れてる。

それが平気なインド人たちの中からブッダが現れたのは不思議なようで、でもそれが当然だったのかも知れない。

 

ブッダガヤに行けって言われて、まあちょろっと寄り道してもいいかって気持ちになった。