自転車でフラッと海へ行くブログ

海が見たくなって自転車で出かけた 白浜、沖縄、タイのタオ島を経て紅海まで行く予定。なおダイビングのライセンスは日本に届いたのでまだ手にしてない

ミャンマー入国!ダウェイまで自転車漕ぎます!!

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時間管理失敗、というのもまた地図に書いてあったキャンプサイトがただのバナナ畑だったせいで、そのまま寝ずに国境まで走った。

夜中走ると普段の二倍出てくる犬は、慣れた。追いかけられたらいっぺん止まる、それだけで何匹いたところで全員逃げていく。ちょろい。もう叩くための棒なんていらない。

そのうちお手してやろう。

 

到着したのが夜の11時。ハンモック吊るせそうな適当な木もないので椅子でうとうとしながら朝を待った。隣のレストランのおっちゃんが5時くらいに来て飯食ってくか? うん! で、だらだら食べてふと気づいたらいつのまにか長蛇の列。

バンプナムロン(ban phu nam ron)という町、タイ側。

 

そこのイミグレで不吉な事を言われた。

ビザランじゃねーのか?って聞かれてインドまで自走で行くんよ、って言ったらノービザ(ビザ免除のこと)だろここから出国したら他のポイントからは出国出来ねーぞ? インドどころかヤンゴンに行くのもダメだ。ダウェイまでしか行けねーよ。

嘘だろ!?

 

ビザランって言うのは一度出国してすぐ戻ってくることで滞在期間を延長するという技で、推奨はされないけどバックパッカーの間では当たり前に遂行されている。

 

まあそれはあとで調べるとして、とりあえずタイを出た。

わかってるぜ夜には戻ってくるんだろ?

ってスキンヘッドの出入国管理官に言われながら。

だからビザランじゃないって!

 

※※※※追記! 大丈夫でした!! ミャンマー日本大使館で聞きました。 

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ミャンマー側は未舗装

ミャンマー側のイミグレでは特に何も言われなかった。

休憩の時とか、途中にあるチェックポイント(なんかパスポート見せないとダメ)とかでどこまで行くの?って聞かれてダウェイって答えるとお前まじでこれで行くのか、って何回も言われた。

当たり前だろ、160kmくらい1日2日で着くんじゃないの?

……まあ舗装されてればな。

 

舗装されてない雨上がりの泥道を、イミグレから12キロ漕いだ。それだけで5時間くらいかかった。

穴ぼこだらけの水たまりを避けて、これ昔のファミコンにありそうとか思いながら。変速なんてインナーロウ一択。

マウンテンバイクじゃなきゃグラベル自転車かアドベンチャー、せめてタイヤの太いランドナーならまだマシだったかも。

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カフェ、ニューローズ。どこか昭和なネーミングセンス

カフェがあったので一服して、ダウェイまで行くんだって言ったらそこのお姉さんが、

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屋根に積むの心配! 降りたら100均のカメラマウント折れてた

バスを呼んでくれた。超優しい。

 

乗ってすぐに降り出す雨。タイじゃ雨季って感じしなかったけどミャンマー は本気で降る。ここじゃきっとゲリラ豪雨が日常。

 

土砂降りの大雨の中、バスは進む。揺らさないよう慎重に、穴ぼこを丁寧に避けて。段差では止まりそうなほど速度を落とす。

それでもピラーに5回頭を強烈に打ち付けた。全部同じ場所。コブができた。後半は自転車用のヘルメットを着用。

 

3分の2くらい進んだ時、ようやく道路が舗装された。

瞬間、飛ばす運転手。半端ない加速、コーナリングの横G。

こんなに路面濡れて川なのに鼻歌交じりでハンドルを切る。

大丈夫か、って心配になるけど乗り物に弱い俺が全然酔わなかったからこのおっさんは運転が上手い。

 


ブレーキを抜いて、でもまだ荷重がフロントに残っているわずかな瞬間にハンドルを切る

 

バス代700バーツ(2500円)は最初は高いと思ったけど160キロ、名古屋大阪間くらいの距離を自転車で大雨の泥道を走ると思えば命の値段と納得できる。

 

途中五枚の葉っぱの、、、明らかにマリファナ畑があったんだけど(写真自粛)いかに黄金の三角地帯とはいえこんな通り沿いで大丈夫なんだろうか。

 

 

それはともかく東南アジアって何でこんなに軍事政権が多いの?