インドの東北地方で親切な人に会いすぎて怖い
コヒマからディマプールへ向かう山道。
大雨泥道激坂下りで、ブレーキから泥がじゅるじゅるホイールを削る嫌な音が鳴り続き、挫折。
押し歩きしてると、山奥に突如豪邸が現れた。
空いてる門から侵入。
すんませーん、ガレージかして??
うん、いいよ!
まじですかやった!!
この人がレビさんといってめっちゃいい奴。
英語が堪能でほかのみんなの通訳をしてくれた。
日本人だと言うと、ナガ族は戦争の時は顔がそっくりな日本人に協力して戦ったんだ、って言ってた。「イギリス人もインド人もかおが違うからな」ナガ族は典型的アーリア人種インド人などとは違って日本人にいそうな顔をしてる。
実は二つ年下。
弟の家に来てたって言ってた。ガレージを快く貸してくれて、修理も手伝ってくれる。
それどころかかわいい姪っ子がチャイのみならず紅茶まで入れて持ってきてくれる。
シャイで写真を撮っていい?って2時間くらい交渉してやっと一枚撮らせてくれた。
でもなんか勿体無いからブログには載せない。
濡れて寒いだろ、って七輪みたいなのも持ってきてくれた。なんてあったかいんだ!
これからどこ行くの?って聞かれて、ディマプールっていうと、俺たちもこれからディマプールに帰るんだ、よかったら乗ってかないか?
いいんですか!?
お願いします!
結局、車。
家を出てすぐお店に止まって、ご飯でも食べるのかと思ったら、
でーん、ウィスキー!
運転手も飲んでいて、大丈夫かよって思ったら隣で飲んでるのがトラフィックポリス、交通警察。日本人なのか、って珍しがって色々喋りかけられた。
ナガランド州はドライステートって言う禁酒州だったはずなんだが?
そのポリさんも明らかに車で来てる。
テンション上がってクルマに乗って、なんか日本の歌を流せよって言われたんで、ブルーハーツ流した。
生まれた所や皮膚や手の色で、一体この僕の何が分かると言うのだろう
運転手さんそのバスに僕も乗っけてくれないか
ちょっとこれ、作為的過ぎるきらいもあるけど悪くはないでしょう。
ナガ族には首狩りの文化がかつてあった。日本軍が敗走の時に首を狩られたんだろうなんて憶測でブログを書いている人もいるようだけど、来てみて喋ってみれば印象は変わるのに。
途中、落石がごんごん落ちてきて、重機が来て撤去するまで動けなくて長い渋滞になったりしながら、
夕方にごはんもおごってもらった。
暗くなるまで走り続けてやっとディマプールに着いた。
ああ、自走じゃなくてよかったー!
って事で一晩厄介になる。
こんなによくしてもらって本当に感謝しかない。
翌朝、起きると家は材木屋さんか建材屋さんで木材とかでっかい電鋸があった。
その間に置いていたコレ
山に木を切りに行ったら象が死んでたから持ってきた、って言ってた。
比較用のタバコ近くに起きすぎた。もう一枚。
コレは臼歯が写ってる。
レビくん、ロコシェニョーさん、ビボツオくん、テジャングちゃん、それにみんな
ずっと忘れないよおお!!
次回はディマプール市内、鬱回です!