キャンプ場かと思ったら
キャンプ場と思ったらシリーズ第2弾、なんとモスク。
で、気のいいムスリムの人たちにフルーツとかご飯を貰って泊めて貰った。
自転車でまたmaps.meのキャンプサイトって書いてある場所を目指して到着したら、星と月の意匠。☪。
白い服を着たムスリムの人々が集まっていた。
この地に平和をという意味のアラビア語、サラムアレグンって言うと、平和をこの地に、アレイグムサラムって返事を返してくれる。
嬉しくなってラーイラッハイッラッラーって言うと、お前ムスリムなのか?ごめん違います。キャンプサイトを探してて、地図でここって出たんだよ。
「いいよ、じゃあ泊まっていきなよ」
「ラッキー。インシャッラー!!」
お祈りするからちょっと待ってて、と枝つき龍眼とリンゴ、あと甘いジュースもくれる。
バスルームも貸してくれたのでバケツシャワーを浴びて、名前を聞かれてじゃあムスリムに改宗したらアブダッラ・ツヅキだねって笑顔で言われ、うんでも俺は飲酒という悪癖をやめれんからなあ。
礼拝が終わるとご飯と卵焼きを作ってくれた。
塩気が効いてうまい。
シュークラン!《ありがとう》
外は蚊がいるからと室内に布団を敷いてくれて、そこに泊まった。ウラマー(偉い人)だそうで、寝るまでずーっとクルアーン、イスラム教の聖典の話を聞かせてくれた。
あとは北の方はムスリムが少ないとか、タイのモロッコっていう場所に家があって青やエメラルドグリーンの泉があるんだ、とか。
うん、そのうち行ってみる。
それから日本人は殆ど仏教徒だけど日本の仏教は葬式仏教っていって殆どお金のことしか考えてないんよ、とか、海外では無宗教ということが、善悪の規律を持たない非常に危険な人物と思われるようだが、日本人は逆に宗教を信じる人を、戒律によって善悪を非合理的に歪められた危険な人物と思っている、みたいな事を少し話した。
なおムスリムは宗教的に犬キライなので周囲は安全、鳴き声すら聞こえてこない。宗教設立当時、対処できなかった狂犬病を忌避するための教義。不衛生な環境で飼われ有鉤条虫という危険な寄生虫の巣窟だった豚肉を避けるのと同じで、今でいえば衛生学的理由。
暑いんでジュースとかチャーノムイエン《アイスミルクティー》ガブ飲み。
このままじゃあ糖尿病待った無し。
そういえば昨日のキャンプ場で仲良くなったタイ人のドクターが水はウォーターベンダーで買うと1バーツで1リットル以上買えるよ、って教えてくれたのを思い出した。
日本だとスーパーなんかに置いてそうな奴
1.5リッター出てきた。簡単だし激安。味も普通にうまい。
まあコンビニでもペットボトルの水15バーツくらいで買えるけど……