自転車でフラッと海へ行くブログ

海が見たくなって自転車で出かけた 白浜、沖縄、タイのタオ島を経て紅海まで行く予定。なおダイビングのライセンスは日本に届いたのでまだ手にしてない

コヒマまで自転車をバスに乗せて降りてから漕ぎます


バスに乗る直前にバス会社の奴が、自転車は追加料金200ルピーだ、なんて言い出した。

ふざけるな!昨日そんなこと言ってないだろ!

でもダメだ、下ろしてくるんだ、と。

その時手持ちがなくてATMはどこも閉まってる。開いてたと思ったら機械にお金が入ってなくて使用不能

3、4箇所くらい駆けずり回ってやっと使えるところを見つけて下ろしてたら電話が掛かってきて早く来い、バスもう来てるぞ。

うるせえな。分かっとるわい。

すごくイライラした。

で、やっとバス乗り場に戻るとじゃあ300ルピーだ。とか言われてキレた。

さっき200って言ってただろお前、バス代400で何で何でチャリに300も払わないといけねーんだよバカか。もういい、別のに乗るから400返せ。今すぐ。早く!すぐ返せ!

自転車代200になった。

 

f:id:Y_TZK:20190915171108j:plain

隣の席の奴がメット被りたがったので貸した

f:id:Y_TZK:20190915171235j:plain

車窓からの眺めはまあまあ

 

f:id:Y_TZK:20190915170931j:plain

まだちょっと不機嫌。



 

夕方5時過ぎに着いたけど、山奥だしインドは東西にも長いくせに標準時が一個しかないせいでもう真っ暗。

 

ゲストハウスを探して急階段を自転車担いで降りる。

 

やっと見つかった宿のおばちゃんはなんか性格的に嫌い。こいつとは絶対合わないわ、って奴。

細かい。融通が効かない。お前ほんとにインド人か?って思った。

事情でギリギリしかお金おろしてなくて、払っちゃうと晩ごはん食べられない。

 

明日下ろすから宿代その時でいい?

ダメ。

クソが。

 

でも他のホテルとかはバカ高いんでそこのドミに泊まった。ドミのくせに300も取りやがる。個室は倍の600ルピー。田舎は宿が高い。でもお客は俺一人で広い空間を独占。

そんでカギかけてたら、他の人が来るからかけんといて、って言われた。

まあそれはそうだな。

と、カギはやめたのに、そのあと何回でも言ってくる。ウザい。分かっとるっちゅうねん!

全く客なんて来てないのに。

 

翌日はダラダラして、その次の日観光。

 

コヒマは街っていうか山。

f:id:Y_TZK:20190915171734j:plain

日本なら多分全部違法建築

急斜面の山肌に無理矢理家を建ててる。今にもずり落ちそう。

 

 

 

f:id:Y_TZK:20190915173041j:plain

 

 

f:id:Y_TZK:20190915173206j:plain

標高が高いからずっと雲がかかってる

 

 

あと、WW2のセメタリーってとこがあった。コヒマの戦いで日本軍に倒されたイギリス兵、インド兵の墓だ。

無茶苦茶広い。

この坂だらけで家を建てるのもままならないコヒマに、こんな平坦な一等地を使って英兵の慰霊をしているというわけだ。

f:id:Y_TZK:20190915174236j:plain

広大な敷地

 

f:id:Y_TZK:20190915174444j:plain

戦没者の名前が刻んである

 

そりゃ戦勝国は立派なものを建てらっさる。

手入れも丁寧に行き届いてて、インパールの慰霊碑とは比べるべくもない。

 

f:id:Y_TZK:20190915174819p:plain

グーグル翻訳の画面

日本の兵隊に武力で侵略されたが彼らの勇敢な戦いによって阻止された、みたいなことが書いてある。イラっとしたからバカグーグル翻訳の画面しか残してない。

この裏には地面にテニスコートが描かれてる。

ふん、テニス中に撃たれたんだろう。

人数の多さでもなく、同じ戦死者でもこんなに大切にされているイギリス兵と、ほとんど忘れ去られている日本兵、この違いは何なのか。

 つまり、このイライラする感情の原因は嫉妬だ。

 

※追記。 碑文コピってたの残ってた

 

 

HERE AROUND THE TENNIS COURT OF THE DEPUTY P COMMISSIONER LIE MEN WHO FOUGHT IN THE BATTLE OF KOHIMA IN WHICH THEY AND THEIR COMRADES FINALLY HALTED THE INVASION QF INDIA BY THE FORCES OF JAPAN IN APRIL 1944

 

だって。

 

 

 

 

腹が減ったのでレストランに入ったら、ポーク、ビーフ、オアドグミート?って聞かれた。

は?

ドグ?

わんわん。

f:id:Y_TZK:20190915175215j:plain

お皿の下の文字に注目

 

マジでか……。

 

太地町行ってクジラは食べたけど、犬さんはちょっとごめんなさい。

かわいそうじゃん!!

 

今日のわんこ

 

f:id:Y_TZK:20190915175535j:plain

にゃー!

 

あまりのショックで、動揺してにゃんこの写真を撮ってしまいました

にゃんこなら食べられないにゃー、にゃーーー

 

 

 

 

 

インパールの公園と川泳ぎ


 

 

慰霊碑と平和記念館に行ったあと、インパール中心にある公園に行った。

ここはイギリス軍が侵略する前は王族が住んでいた神聖な場所だったそうだ。

 

 

 

チケット売り場には外国人100ルピー、観光客20ルピー、インパール人10ルピーと書いてある。

マニプールには日本人そっくりな人がたくさんいるのでバレないだろうと、しれっと20ルピーを差し出すと、チケット二枚くれた。

 

うん、だてにピーチ航空でフライトアテンダントに「あ、日本のパスポートをお持ちの方ですか?」なんて言われてない。

 

自転車は置いてけって言われる。中広いからやだって言ったけどダメ。あいつら自転車じゃん、って乗ってる奴指差して言うと、レンタル自転車のみだとか。

 

正門から入ってしばらく進むと奥にチケット出すゲートがあって、カバンチェックされる。で、奴はタバコのまだ入ってるやつを見つけ出してクシャってして投げ捨てた。

おいまて!

 

中には若者が多い。ここがインパールのナンパスポットなのは確定的に明らか。

 

f:id:Y_TZK:20190914140224j:plain

金のドラゴンの船に乗って、王族は川遊びしてた

f:id:Y_TZK:20190914140557j:plain

口開いてマヌケな顔の狛犬ぽい奴

f:id:Y_TZK:20190914141036j:plain

ため池

 

でも、大したものはないからレモンティー飲んですぐ帰る。

 

f:id:Y_TZK:20190914143326j:plain

20ルピー。外の倍の料金

 

タバコ返せって言ったらゲートの受付はちゃんと覚えてて、返してくれた。

 

 

街をフラッと流して自転車屋でインド式超うるさいベルとか冷やかしで見たり、コヒマ行きのバスを乗り場でチケット予約したり。

f:id:Y_TZK:20190914143107j:plain

けっこうデスクブレーキ車がある。泥道では必須

 

f:id:Y_TZK:20190914154746j:plain

じぇれび、っていうらしい激甘お菓子

f:id:Y_TZK:20190914155109j:plain

危険!と分かっていながらつい食べてしまうアイス

f:id:Y_TZK:20190914155253j:plain

ケンタッキーとかアディダスとかベネトンが入ってる

こういう商業施設には綺麗目なトイレがある。

間に合った。

インド人はローヤルエンフィールドばっかり乗ってるくせに、服はハーレーの店があってトゲトゲの超カッコいい革ジャン売ってる。

f:id:Y_TZK:20190914155725j:plain

15,000ルピーくらいだったかなあ、二万円以上。たっか! 牛革じゃなかろうな

 

 

あ、あとウーマンズマーケットっていう女の人ばっかりの市場があるって聞いてワクワクして行ったけど無言で冷めた顔で立ち去ったり。

f:id:Y_TZK:20190914135732j:plain

おばちゃんか、おばあちゃんしかいなかった

f:id:Y_TZK:20190914142919j:plain

様々なものを売ってる

ここまでは絵にはなるけど別に楽しくはない。

ここから。
 

適当に回ってたらユースホステルを発見!

f:id:Y_TZK:20190914143732j:plain

上でカゴを編んでたおねえさんが手を振ってくれた

ここは寄宿舎じゃなくてツーリストも泊まれるホステルだった。

ドミが160ルピー、個室が300ルピー。

インパールは宿が大体高い。2000ルピーとか平気でするので、ここはおススメです。

飛び込みで部屋を決めて、付近を散歩してたら人が川で泳いでる。洗濯とか洗髪もしてる。 

 行くしかない!

 

f:id:Y_TZK:20190914150522j:plain

水浴びだアアアアア!

 

すぐに水着と石鹸とGoProもどきを取りに戻ってダイブ!

濁り水なのでシュノーケルはいらない。

 

ガンジス川で泳ぐのはちょっとって思うけどここなら上流だと思うし多分きれい。泥水だけど。

 


インパールリバーでスイミング

 

子供達が写真を撮ってというので一緒に撮った。

f:id:Y_TZK:20190914151128j:plain

 

んでユースホステルに戻ってバケツシャワー浴び直して、飯食って個室で全裸になって洗濯してるとドアがノックされた。

フルチンで出ると、インド人のホステルマネージャーが女性を連れてて、

「日本人がもう一人来たぞ!」

きゃあ!

 

京都出身のキャリーバッガー、あのガラガラ引く奴でインドにもう半年いるとか。しかもソロで。

すごい。

何人かの親しくなった人以外、ほとんどの京都人はいけずなので嫌いだったけど、すごい面白い人もいるものだ。人種差別はダメだ。

モン市だとかナガランドのかなり奥地までひとりナガ族のおじいちゃんに会いに行ったとか。

ナガ族の手作り刺繍サコッシュを買ったと見せてくれて、柄がとても可愛かった。

 

人と旅行するのがキツいから一人旅、という話で意気投合。

少し前まで二人だったけど、なんとか理由つけて逃げたらしい。

俺も、前にインドにいた時、同じ英語学校に行ってたタイ人のザキアちゃんと日本人三人でマイソールまで半日旅行しただけで、ひとりで逃亡した。その節はごめん。

基本的に自分勝手に動きたいから誰かに合わせて我慢することが出来ない、ようは社会不適合者なのです。

 

 

 

 

インパールまでヒルクライム強行作戦、やっぱ坂嫌い

 

f:id:Y_TZK:20190907094550j:plain

峠の茶屋で会ったやつ。何故かスパイなの?とか聞かれた。んなわけあるかい

f:id:Y_TZK:20190907094736j:plain

乗せてとせがむ子供。降りるときにキンタマ打ってた

この子は自転車に乗せてあげたらベルをアホみたいにかき鳴らした。インド人の血だ。そのあとの坂で、しばらく自転車を押してくれた。優しい!

f:id:Y_TZK:20190907093027j:plain

 軽量ロードとは違うのだよ総重量35キロくらい?

 

 

 

400メートルくらい標高を獲得したところで死にそうになった。

病み上がりに無理したらダメだ。水も切れたし痔もまた出かかってる。

うん、やっぱり「漕ぎます」のパターンか。走行距離はまだ5キロ足らずだ。下ってバスでも乗ろうか。

 

俺はまだ登り始めたばかりだぜ、この長い男坂を! 未完!

とか言って。

 

バテてその場で座ってたら山からアーミーが下りてきた。

何やってんだ? とか聞かれてバテた、水もない。って答えたら、あと2キロ行ったらお店あるぞ、って教えてくれた。

 

店はそこから本当にすぐのところだった。

諦めるのは簡単だ。

でも、自分が知らないだけで、本当は、目的地はあとちょっとのところにあるのかもしれない。

みたいな教訓を得て水を買う。これでまた戦える!

山奥の寒村だけどしっかり電気が来ててペットボトルはキンキンに冷えてる。

 

f:id:Y_TZK:20190907093226j:plain

下りは下りでブレーキングが辛い

日本にある道路予算のない田舎の県道みたいな感じ。景色もけっこう似てる。ガタガタで穴ぼこだらけだからスピードもそんなに出せない。せっかく700cタイヤなのに。

28cの太さだとギリギリな感じ。無理ではないレベル。

f:id:Y_TZK:20190907100631j:plain

ロード第何章なみに車が長い列さ

少し行くと車が長蛇の列になっていて、俺がバテて休んでたときにガンガン抜いて行った奴らだ。チェックポイントでものすごく混んでる。横をすり抜けて最前列まで行くと、フォーリナーはそこでチェックだ、って言われて小屋でパスポート見せて終了。

写真撮ろうとしたら禁止って言われた。

インド人らしい、馴れ馴れしい軍人で、1日何キロ走るんだとか今日は何キロ走ったのかとか、どこまで行くんだとか色々聞いてくる。

サイクルコンピュータの走行距離を見たらまだ10キロくらいしか走ってなかった。

 

そこからしばらくは下り。

Maps.mepでキャンピングって書いてあったところに行ったらポリさんが立ってる。

 

ここで泊まるねん、って言ったら、ダメだって言う。

 

宿のある次の町は20キロ先。時間は夕方5時。激坂山道土砂崩れもあるでよ。

あと、ここからは全部、無茶苦茶きつい登り坂だぜ。

ポリさんにそう脅される。

 

ユーズ ベイカント

って言われて空き? なんだそりゃって思ってたら、適当な車を止めて、その荷台に自転車を積んでくれた。

空車って意味か。

 

運転手さんは、すっげ迷惑そうな顔をしてる。

嫌だったんだ。

まあそうだろうな。

 

うん、結局車。

 

f:id:Y_TZK:20190907101636j:plain

ガスってきた

 

 

未舗装路の激坂をガンガン登っていくエブリィ。(たぶんだけど800cc)やっぱりスズキ車はよく走る。前にはアルトが走ってる。インドはスズキの国だ。

運転は上手い。全然酔わない。やっぱドライバーは未舗装路で鍛えなきゃダメだ。

 

そのうち標高が上がりガスってきた。気温も低くて肌寒い。

 

雲とガスの切れ間に綺麗な夕焼けが見えた。写真じゃ伝え切れないこの美しさ。

f:id:Y_TZK:20190907101456j:plain

遠くで雷が光るのも見えた

 

で、インパールの手前30kmの町で、荷物下ろすからごめんここまでねって言われて、kakchingというところで夜7時前。インドは広いくせに全部同じ時間、でこのあたりは東の端なのでもう真っ暗。

 

 

通常、シェアタクシーなどでモレからインパールへ行くのは500ルピー750円程かかる。泊まってた宿のオーナーも、先週車買って送るサービス始めたんだ、500でどうだ、って言ってた。自転車で登りたいんだって断ったけど。

こんな状況だし、降りるときにボラれても1000ルピー1500円くらいは覚悟してた。

まあ乗るときポリさんの指示だったしそこまで酷いことはないだろうと、でもドキドキしてた。

 

それがお金は一言も言われなかった。

自転車付きヒッチハイクみたいなもんか。こんなこともあるんだなあ。

まあそういう事もあるかもしれないので、モレからインパールに向かう人はよければ参考になさって下さい。

インドでも北部はやっぱり違う。

この辺はマニプールというらしいけど、人々の顔つきは日本人に似てた。

『はらうじゃれ』

ありがとう、って意味のマニプール語、さっき聞いておいた奴を言ってバイバイ。

※訂正! はらうじゃれは、私はとても幸せです、って意味だった。

ありがとうは『たがっちゃり』

f:id:Y_TZK:20190907101810j:plain

雑に積載

 

そして宿を探すのだが、見つけたホステルが実は……。そしてこの後大変なことに!!!

 

次回へ続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今からインドに向かって自転車漕ぎます!!

この詐欺タイトルにも自分で書いてて大概飽きてきたけどこのブログを始めて見る読者様がこのページを最初に見つける事だって大いにあるわけだ。

 

漕ぐ、漕ぐと言ったが今回その時と場所については指定していない。この事をどうか諸君らも思い出していただきたい つまり・・・・我々がその気になればバスで行きます!

f:id:Y_TZK:20190903001642j:plain

ぶおん!

利根川ネタ提供byガチのチャリダー、ヒデアキさん。

 

言い訳は、滞在日数。風邪のせいで、あと三日で国境行かないと不法滞在に!

自走とか、無理無理。

 

三列シートのバス代は28500チャットと自転車15000チャット。

 

お金用意してカウンターで払うと、

 

「じゃあ明日の2時に来てね!」

「なぬ?」

たしかにあとちょっと余裕はあるよ?

バスは15時間で国境の町に到着する。

出国しないといけない日の1日前には着くはずだ。

「今日にして!」

何回頼んでもダメだった。

 

バスステーションの近場にあるホテルが安かったのでそこにチェックイン。

なんと同室に日本人旅行者が二人も泊まっていて、仲良くなりました。

ミャンマーに来てありとあらゆるトラブルに見舞われ(洪水、詐欺、バスに置いてきぼり、カメラ故障、盗難)スマホも盗られて一時帰国するスバル君とか、パタゴニアのパクリでサイゴニアって書いて、山じゃなくてホーチミンの建物のシルエットでかたどりしてあるTシャツ着てたFB交換する前にタイに飛び立ってしまったベジタリアンのごめん名前忘れたサンとか。

あとホテル主催のパーティーがあるとか部屋に電話がかかってきて、コーヒーとジュースとポテチ用意してるからみんなに声をかけて参加しなよ、ってベルボーイが言って、中国人旅行者にパゴダの写真ひたすら見せられたりとか。

ミャンマーの最後でなかなか有意義な時間を過ごせた。

 

で、翌日。バスに乗り、寝てる間にタムーという国境。

バスに詰め込まれた自転車はドロヨケがちょっと曲がるくらいの被害で済んだ。

マイクロだと天井にそのまま載せるけど、大型バスだとタイヤを外せって言われた。

前後輪外してエンド金具だけ付けた状態で輪行

下ろして曲がったドロヨケを指差して文句言った、けどスタッフはそんな俺の姿を見てニコニコするばかり。もー。

 

バス停からイミグレまでは、ひたすら直進しよう。

途中で曲がってすぐ橋とか渡る道を行くと無茶苦茶遠回りになる。

インターナショナルチェックポイント、インドミャンマーフレンドシップブリッジの手前、掘っ建て小屋みたいな二軒が建っている。右側のイミグレが正解。反対側は入国用。

 

橋を渡って左の泥道を登っていくと、インドのイミグレは立派なビル。

やっと手続き終わったら疲れが出たのか病み上がりに無理をしすぎたのか、ダルかったのでモレの町中に200ルピーの宿見つけて即宿泊。一日中寝てた。バスは言うほど快適じゃなくてあんまり寝れんかったし。

 

で、起きたら元気になってたからチャイとラッシーとSIMを買って今に至る。

インドのSIMはエアテルというところがとても安くて、買ってから28日間、1日につき1.4GBまで、350ルピー。日本円にして525円。日本で契約するのがアホくさくなる。

デメリットとしては、買ってすぐ半日くらい通信障害が起きた。

あと4Gつかえるはずなのに、アップロードが異様に遅い。

今日のブログに写真一枚しかないのもそのせい。

 

なので今日のわんこもお休みです。

 

 

ヤンゴン〜マンダレー輪行情報

インド大使館でビザ無事取得、で駅に行くとマンダレーか?って青いナイロンだか綿のペラペラのチョッキ着たおっさんに聞かれた。背番号が121。

ぶっとい腕に唐草模様っぽいイレズミ入れてる。

ここでチケット買うんだとかアッパークラスの方がいいぞ、そんなに値段変わらんとか、アッパーは売り切れだったので大行列のとなりに割り込んでパスポート出せって言ってチケット買ってくれたり、自転車はこっちで払うんだとか全部教えてくれた。超親切な人だ。

 

 

ヤンゴンからマンダレー、距離にして約600キロ。(東京〜大阪間よりも全然長い。岡山迄くらい)

計6850チャット、480円。

電車代は4650チャットで安い。

自転車代2200チャットもかかった。

   ※注意!

荷物は自転車から全部外して、手で持ってけって言われる。めんどくせえ!  重い!

モーラミャイン〜ヤンゴン間じゃそのまま載せれたのに。

 

チョッキのおっちゃんは電車が来るのも教えてくれたし、席まで探して教えてくれたし、荷物も席まで持って来てくれた。で、

 

「マネー」

 

だよねー。

なんぼよって聞くと2000チャット。負けてよって言ってもダメ。先に言えよ。

1000チャットにしてって言ったのに、「自転車も手伝っただろ、だからダメだ」

まあ140円。

勉強代か。

並ばず買えたし。

ヤンゴンはやっぱ嫌い。

押し売りみたいなサービスほんとウザい。

知ってりゃ遠慮しないで重い荷物持たせたったのに。

 

こいつ。 

f:id:Y_TZK:20190824134034j:plain

別に2000チャットくらい構わんから、先に値段言え!

それか有料って書いとけ!

払うのが嫌なんじゃなくて、騙された気分になるのが嫌なんよ。

 


ヤンゴン〜マンダレー間のミャンマー国鉄は震度3くらいの揺れ

 

電車は、たしかに日本が援助して補修しただけのことはあって、揺れない区間が 少 し あ っ た 。

軟弱地盤だから仕方なし。

三等席で隣席の二、三歳児連れた若いお母さんは乗車二時間目くらいから30秒ごとにエチケット袋を使用してる。最初はキンマ(噛みタバコみたいな奴)でも吐いてんのかと思った、そういう人多いし。

禁煙って書いてあるけどみんな連結器のそばどころか窓あけて座席で喫ってる。

四時間くらいたった頃にmaps.me見たら走行距離150km、時速にして37.5キロ。

16時間で着くということはあと12時間の我慢。朝の9時頃に着く。

インドのブバネーシュワル〜バンガロール30時間に比べりゃ楽勝だ。普通に座れてるし網棚から汚い足も垂れてこないしサリー着て化粧したおっさんにもたかられないし睡眠薬盛ろうって奴もいない。

 

 

対面の席のオランダ人ぽいバックパッカーは二人席に一人で寝てて、げろ母は床に座って子供を席に寝かせてる。四人のボックス席が左右に並んでる構成。

左側のボックスのミャンマー人4人の視線感じで、騒音うるさかったのともらいゲロしたくなくて付けてた耳栓とって何? って聞いたら、そいつ起こしてそっちに座ってお母さん椅子に座らせたりーやってミャンマー語で多分言ってた。

やっぱそうだよね。

インドの三等電車じゃ床も寝台みたいなもんだったけど、ミャンマーはそういうの抵抗あるんだ。インド列車の床より100倍くらい綺麗なのに。日本と比べると100倍くらい汚いけど。

オランダ人も文句言わずに譲ってくれたんで若い母親は椅子に座って、やっぱりゲロゲロしてた。

f:id:Y_TZK:20190824140017j:plain

何故か人の太ももに手を置いてくる子供

この子はチョコレートパンをグチョグチョにしながら食べた手でこれをしてきた。

 

 

f:id:Y_TZK:20190824135553j:plain

9時過ぎ、到着寸前の車内

注意!

車内はすごくうるさいので、利用するなら耳栓は必須!!

でも三等は椅子硬いし狭いんで、耳栓があってもほとんど寝れません。

 

 

 

 

 

今日のわんこ

今日じゃなくて一昨日のダラ地区にいたノラちゃん

f:id:Y_TZK:20190824134622j:plain

かわいさと汚さは両立するんだね!


ヤンゴンの巨大スラム ダラ地区に生きる子犬

他の兄弟はブチなのに、この子だけ無地!

ちょっといじめられてるのか痣みたいなのがいっぱい。頑張って強く生きるんだよ!!

 

今からマンダレーに向かって自転車漕ぎます!

今週のお題「わたしと乗り物」第三章

今回は、電車について

 

インド大使館でビザGETできるのが午後3時過ぎで、それから駅に向かう予定。マンダレー行きの電車は何時に出るのか知らないけど駅で待ってりゃそのうちくるでしょ。

 

自転車ブログというよりもう海外の電車ブログに近い。あのメロディを頭に思い浮かべて読んでください。

 

線路の規格はメーター規といいちょうど1メートルととても狭い。これはインドが全部広軌にした時の余りものの払い下げを安く買って使っているから。

ミャンマーはインドと同じ元イギリスの植民地で同じ多民族社会なのに、多宗教社会ではない。仏教が支配のツールとして使われていて、キリスト教イスラム教を強烈に排斥する。

ガンジーがいなかったからダメだったのか。

f:id:Y_TZK:20190823151910j:plain

早朝ヤンゴン駅構内

話が脱線しました、元に戻すと

前回乗ったモーラミャインからヤンゴンまでの路線は荒れていて、スピードを出すと常時震度3の地震くらい揺れた。

ジャンピングトレインと呼ばれているそうだ。

そんな中でも物売りは気にせず頭の上にカゴを乗せてフルーツだとかバナナで包んだカレーだとか揚げ物を売っているので見上げたものだ。

ヤンゴンからマンダレーまでは日本が援助して補修したのでマシだとウィキにあったので、楽しみである。

 

海外で、電車に自転車を乗せるハードルについて、タイの日本人ゲストハウスでお会いしたチャリダーのヒデアキさんに聞いたところ

 

『中国で輪行した時は預け荷物として貨物車に乗せましたね。駅の改札でX線チェックがあったりと割と面倒くさかったです。
アメリカも面倒くさかったですね
ヨーロッパは輪行楽勝で快適なんですけど
この辺は国によって変わるので面倒です。日本は特に輪行は面倒くさい』

との事。

タイ、ミャンマーは追加料金ちょろっとで載るので楽です。

 

・自転車の旅用装備について

バイクパッキングという、アウトドアでいえばUL、ウルトラライトから派生したツーリング装備がある。

最初はそれを目指し、キャリアなし、サドルバッグとハンドルバッグ、テントじゃなくてハンモック、ドライバッグの4点で日本の愛知県から出発した。

入りきらないのを無理矢理押し込んで、自作サドルバッグキャラダイスロングフラップ風はパンパンだった。

サドルループが曲がってタレてきて、押されたドロヨケがタイヤと接触しはじめたので諦めて三重のイオンでキャリア購入、その近くのスポーツ自転車店でラックタイムとかいうサイドバッグを購入。左端に付けて、右側は100均トートバッグに100均のなんか枠みたいな奴縫い付けてタイラップ止め。これが予想外に便利だった。

 

f:id:Y_TZK:20190823152942j:plain

左からドライバッグ、ハンモック、自作サドルバッグ、サイドパニア

ドライバッグには防寒着とシュラフ、自作サドルバッグにはクッカーやバーナーと着替え、パニアにはあんまり使わないものと防水袋に入れたパソコン

f:id:Y_TZK:20190823153123j:plain

フロントバッグはオルトリーブ

ハンドルバッグにはiPhoneと財布をサコッシュに入れたやつと、充電器その他を入れてる

f:id:Y_TZK:20190823153744j:plain

総額216円100均パニア

これには食料品とかウイスキーをペットボトルに詰め替えた奴とか適当に突っ込んでる。あと水。

雨が多いミャンマーじゃポンチョもここに入れる。

 

結局6つカバンを付けることになり、それなら定番バックローラークラッシックでも付けた方が低重心で安定するのでお勧めはしない。

 

 

 

 

 

自転車スラム街一人探索INミャンマー

ダラ地区

ヤンゴンの南にある大きな川を渡ったところにあるのがダラ地区という巨大なスラム街だと聞いて行ってみた。

広い川で、橋なんて掛かってないのでフェリーだ。

f:id:Y_TZK:20190822203122j:plain

転覆したら泳ぎの得意な人はなんとかたどり着けそうな距離。

f:id:Y_TZK:20190822203311j:plain

汚いから絶対泳ぎたくないけど

2時間くらい自転車で走り回ったけど特筆する事はない。

沼地に竹で作った家が立ってるくらいで、ごく普通。

f:id:Y_TZK:20190822203410j:plain

商店街。ダラ地区南西角にはやけに人が集まってる家があって、聞いたらカジノだった

子供はやたら笑いかけてくる。ハーイとかバイバイとか手を振ってくる。大人は比較的無愛想。

 

※注意

外務省のたびレジとかの危険情報によればヤンゴンダウンタウンで声をかけられて、日本人と分かるとダラ地区を無料でガイドするとうそぶいて高額の料金を要求するだとか、ダラ地区の自転車サイドカータクシーで最初に言っていた金額の数倍数十倍の値段を吹っかけてくる詐欺恐喝がよく発生しているのでご注意下さい。

まあ自転車で走ってりゃどっちも関係ない、ほぼ声かけられないしチャリタクに乗るワケがないし最悪でもスピード出して撒ける。

事故や盗難リスクとのトレードオフだけど。

 

この川を渡るフェリーがなぜか無料だった。

ヤンゴン〜ダラ カーフェリーという西の外れの方にあるフェリー乗り場。

ダラに行く船どこ?って10人くらいに聞いてやっと見つけた。このへんじゃほとんど英語通じない。

 

このへん発
http://ge0.me/w0jqz2xfSY/Ygn-Dala_Car_Ferry

着くのこっち
http://ge0.me/o0jq2KhWEw/My_Position

 

1時間に一本。ミャンマーはアラビア数字メインで使ってないみたいで独特。

時刻表は暗号解読の気分。

f:id:Y_TZK:20190822202703j:plain

左端の縦列が1〜16 で隣が時刻表

日本人はパスポート見せたらタダだって情報聞いて(フェリー産業に貢献したとかで)、事務所っぽい家にいた多分係員だと思うオッチャンに聞いたら2000チャットだよとか言われたけど乗ったらいらんよって言われた。パスポートはインドビザ取得のために大使館に預けてある。コピーは持ってきたんだけど、見もせずに。

どこで払ったらいいの?ぺらうれ?って何回聞いても首を横に振る。

ラッキー。

集金のカバン下げた人に聞いて、いらんよって言ってたから間違いない。

 

f:id:Y_TZK:20190823022711j:plain

こんな感じで乗り降り。中では隙間5センチくらいキチキチに詰まってる

※注 あとで調べたら、日本人が無料なのは東の方から出てる綺麗なフェリーで外国人の窓口にパスポート出してチケット買う方式のとこらしい。このカーフェリー情報は見当たらなかった。

 

一時間おきにフェリーが出てて片道一時間弱。

 

対岸に着いたら桟橋にいた犬が、係員に尻尾を振って駆け寄ってきた。

ミャンマーでこんな楽しそうな表情をしたワンコを見るのは初めてだ。

懐いてるようだ。

見てるこっちまでしあわせな気分になってくる。

そしておっちゃんは、そのわんちゃんを愛しそうに抱きかかえるとおもむろに川に向かってぶん投げた。

 

ざぶん!

 

は?

 

車が桟橋を通るのに邪魔だったらしい。

 

乗客のミャンマー人も笑ってる。

 

今日のわんこ。

こいつ。

 

f:id:Y_TZK:20190822203900j:plain

いじられキャラみたいな扱いに慣れちゃってるみたいでちょっと不憫でかわいそうなこ。


川に投げられてもおっちゃんに懐いてるミャンマー・ダラ地区のわんこ

 

でもやっぱりごはんくれるから尻尾振っちゃう!

川なんてむしろ涼しくて気持ちいいよね!